久し振りの「楽器と仲良くなろう」に、大勢の方がご参加下さり、地下ホールは満席となりました。ステージの真ん中には安田先生がご自宅からお持ち下さったスピネット(チェンバロの小型版)も用意され、それだけでちょっとしたコンサートホールに様変わり。お話はヴァイオリンがまだヴァイオリンの形をなしていなかった頃から始まり、ルネッサンス時代を通りバロック、古典派、そして現代へとどんどん進化していき、また奏でられる音楽も変化して来たこと、その作者達について。羊の腸で出来ていた昔の弦や馬の毛の弓を実際に持たせてくださったりなど大変趣向を凝らしたもので、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。もちろん、お話の間にその時代の曲を演奏頂きました。山田先生がスピネットそしてピアノで伴奏を下さり(先生は、かの葉加瀬太郎氏とも共演なさったとのこと)お二人の息のあった演奏に聴衆はうっとりと聞き惚れた次第です。当日、重いスピネットの運搬やマイクスタンドなどオーケストラのメンバーの方からもお手伝いを頂き、両先生、安田先生のご主人様と併せて、文化部ボランティア一同より、皆様のおかげを持ちまして素晴らしい会になりましたことを心より御礼申し上げます。
文化部ボランティア ホンベルグ
