スケート教室
小学部3年担任 三樹史朋
「もう終わりですか?」たくさんの子たちにこう聞かれて、今年のスケート教室を終えました。本校では、3年生から6年生まで毎年秋にスケート教室を行っています。3年生は、10月25日に行いました。初めてスケート靴を履く子も多く、スケート靴を履くことさえも一苦労しますが、保護者ボランティアの方々のお力もお借りして教室をスタートさせることができました。始めは、立つことさえままならなく、手すりから離れることができない子たちも、指導者の丁寧な指導でみるみる上達しました。足の動きを覚え、自分の力で前に進めるようになった子たちは本当に嬉しそうです。1時間後には、全員が手すりから手を離して滑ることができました。教室終了後には、「来年が楽しみです!」「次は家族と来ます!」そんな声をたくさん聞くことができました。仲間と声を掛け合いながら一生懸命に取り組む姿や、指導者の教えを真剣に聞きすぐに実践しようとする姿は本当に輝いていました。
実りある学習発表会
小学部教務主任 堀川浩規
コロナ禍で様々な行事が縮小されていましたが、本年度は学年間で発表を見合ったり、保護者の皆様に参観いただいたりして、3年ぶりに本来の形に近い学習発表会を開催することができました。目の前に伝える相手がいることで、より相手を意識しながら、演じたり、話したり、歌ったりすることができます。体育館に組み立てられた薄暗い舞台の上では、いくつものスポットライトと期待の眼差しが子どもたちに向けられ、緊張感のある発表会となりました。子どもたちの感想にも、「見てもらえて嬉しかった」「発表会を通して成長した」といった声があり、充実した学習発表会になったことが伺えます。日々の授業や学校生活で少しずつ成長していくことも大切ですが、こういった大きな行事を経験することで、子どもたちは目を見張るような成長を見せてくれます。今後も、このような機会を子どもたちと共に創り上げていきたいと考えています。
小5宿泊学習
小学部5年担任 計良哲也
小学部5年生は、10月11日から1泊2日の宿泊学習へ行きました。1日目は、ゲロルシュタイナー水工場見学、鷹と狼の公園での散策や鷹ショー見学、噴火口までのハイキングに取り組みました。2日目は、モンシャウの町をグループごとに自由に散策しました。両日とも晴天に恵まれ、青空の下、音楽の授業で学習したドイツ民謡も時折歌いながら楽しく過ごすことができました。さて、今回の宿泊学習では、実行委員の子ども達が中心となって決めた学年スローガン「けじめで生まれる き・ず・な」(「き」ょうりょくして「ず」っと思い出に残るような「な」かまになろう)のもとに、当日までの準備や本番の学習に励んできました。普段の学校生活とは異なる環境の中で、友達と協力し合い、ドイツ文化に触れる有意義な経験をしてきた5年生の子ども達は、以前よりも一層、心の中に同じ思い出を共有している仲間となっているように思います。