総領事館から

インマーマン通り日本語標識設置

昨年12月9日にインマーマン通りに設置された日本語標識の除幕式が行われ、岩間総領事もクリンケ区長とともに参加いたしました。
この標識は、インマーマン通りとカールス通りの交差点およびエルンスト=シュナイダー=プラッツに建てられていますので、皆さまぜひご覧ください。

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© Landeshauptstadt Düsseldorf / David Young

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© Landeshauptstadt Düsseldorf / David Young

 

4月1日から日本の成年年齢が引き下げられます!

令和4年4月1日から、日本の成年年齢が20歳から18歳に引き下げられます。ドイツの成年年齢は18歳ですから、これで日本でもドイツでも「大人」になる年齢が同じになるわけです。当地で成人される方にとっては分かりやすくなりますね。
それでは、これに伴い日本の法律上「変わること」と「変わらないこと」について例をいくつかご説明します。

●変わること
・18歳から、有効期間10年の日本旅券の発給を申請できるようになります。
・18歳から親権に服することがなくなります。したがって、18歳以上であれば、旅券の発給等に当たり親権者の同意が不要となります。なお、親権については、日本では両親の婚姻中は父母の共同親権、離婚後は父又は母のいずれかが親権者となりますが、ドイツでは離婚後も父母が共に親権を維持するのが原則です。
・女性の婚姻開始年齢が16歳から18歳に引き上げられます(男性は従来18歳なので、男女差がなくなります)。
・国籍の選択をすべき期限が、18歳に達する以前に重国籍となった場合は20歳に達するまで、18歳に達した後に重国籍となった場合は重国籍となった時から2年以内に、それぞれ変更されます。
なお、自己の志望により外国籍を取得(帰化等)した場合には、これまでどおり外国籍取得時点で日本国籍を自動的に喪失しますのでご注意ください。


●変わらないこと
・在外選挙人登録申請は、すでに18歳以上であればできることになっています。
・飲酒・喫煙は、これまでどおり20歳になるまでできません。

なお、現在未成年の方は、生年月日によって新成人となる日が次のようになります。
生年月日   :新成人となる日 :成年年齢
2002年4月1日以前生まれ :20歳の誕生日 :20歳
2002年4月2日~2003年4月1日:2022年4月1日:19歳
2003年4月2日~2004年4月1日:2022年4月1日:18歳
2004年4月2日以降生まれ :18歳の誕生日 :18歳

「安全の手引き」ぜひご一読を

コロナ禍のために家で過ごす時間が長くなっている方が多いと思われますが、家でまとまった時間が取れる機会に、ぜひ在ドイツ日本公館が共同で作成した「安全の手引き」を読んでみてください。ドイツで安全に暮らすために必要な情報がこの一冊に凝縮されています。各地の犯罪発生状況、外出時の注意事項、住居の安全対策、テロ・誘拐、交通事故、医療、犯罪に遭ってしまった場合の対処方法や緊急連絡先など、毎年最新の情報を掲載しています。
たとえば、デュッセルドルフ市内・近郊では、最近以下のような事例が発生しています。ご注意ください。
・警察官を装って声を掛け、所持品検査と称して鞄から財布等を窃取する事案
・ベビーカーを押しながら歩行中の女性を狙って、追い抜き様に衣類のポケットからスマートフォンを窃取する事案
・二人組の犯人の一方に注意を向けている間にもう片方によりジャケット内の財布が盗み取られる事案
・日系企業を狙った振り込め詐欺:本社代表電話、本社ドメインを有する(又は酷似した)メールアドレスから、実在の社長や取締役名でドイツ現地法人に対し、「水面下で進めているプロジェクトに関して、今すぐ弁護士にメール連絡を取ってほしい」「至急指定の口座に資金を振り込んでほしい」「このオペレーションについては厳に秘密に願いたい」と連絡し、多額の資金をだまし取る事案
・住宅地下の物置の施錠設備を破壊するなどして侵入し、高価なスーツケースを盗み出す事案

詳しくは、「安全の手引き」をご一読ください。
在ドイツ日本国大使館 令和4年1月 安全の手引き