日本商工会議所だより

第6回デュッセルドルフ市と日本商工会議所との絆【Japan Get-Together】(29.10.2021)ご報告

10月29日に第6回「Japan Get-Together」が当商工会議所とデュッセルドルフ市経済振興局との共催により開催されました。日独友好160周年の今年、デュッセルドルフ市は日本コミュニティーのルーツを振り返る「ライン河畔のリトル・トーキョー - デュッセルドルフに日本が息づく」展示会を市庁舎にて開催しましたが、本展示会見学と学術的講演会を組みあわせた今年の「Japan Get-Together」には、これまでで最も多い50名近い参加者にお集まりいただきました。講演会講師を務めたのはデュッセルドルフ大学、現代日本学科・博士課程学生コンスタンティン・プレット氏。市庁舎本会議場を埋めた参加者を前に、同氏は流暢な日本語で、1950年~70年代に日系企業の進出を促した政治・経済的要因について詳しく解説されました。

同氏の研究によれば、デュッセルドルフが日系企業にとっての進出拠点となった要因は大きく以下の3点とのこと。
① 戦後の50年代、日本の経済復興を急ぐ通産省の経済政策により、重工業の中心地ルール工業地帯への企業進出が促されたこと。
② 日本独特の企業系列により、多様な企業が纏まって進出したこと。
③ 市や州政府の援助もあり、駐在員向けインフラがいち早く整備されたこと。
特に③については、1971年に開設された欧州初の全日制日本人学校が多くの日系企業にとってデュッセルドルフ進出の決め手となり、当時企業誘致の競争相手であったハンブルグに勝った理由でもあったようです。

プレゼンテーション終了後は、デュッセルドルフ経済振興局ジャパンデスクご提供の軽食を楽しみながら、交流会が行われました。市庁舎の一階で開催されている展示会では、写真入りのパネルで、日本とデュッセルドルフの特別な関係、日独の関係団体の歴史等が日本語及びドイツ語で分かりやすく紹介されていました。また、大手日系企業の代表者のメッセージビデオ映像を2台のテレビモニターで自由に見ることができました。

2012年から続けられている「Japan Get-Together」は、在デュッセルドルフ市の日系企業の皆様に、デュッセルドルフとその周辺の施設やプロジェクトなどを紹介する目的で開催され、これまでに「ノイス・デュッセルドルフ港湾見学会」や「ブロックフォルトゥナ・ガスタービン複合発電所Stadtwerk見学会」など一般ではなかなか足を踏み入れることが難しい工場や施設を、デュッセルドルフ市経済振興局のご協力により訪れることができました。

昨年はコロナ禍の為中止となりましたが、日独友好160周年記念の今年、再び開催ができ、久しぶりにネットワーキングが出来ましたこと、主催側としても大変嬉しく、参加者の皆様にも喜んで頂けたことと思います。

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展示会場の様子 © JIHK

 

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主催者として挨拶するJIHK森事務総長 © JIHK

 

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デュッセルドルフ日本コミュニティーの歴史について講演するプレット氏 © JIHK