日本人学校のページ

新父母会役員よりご挨拶
会長兼副会長 板橋 深雪

2020年度、日本人学校父母会は会員の皆様とともに、役員4名でスタート致しました。しかし、新型コロナウイルスの影響で通常通りに学校が再開されていなかった間、今、父母会で行うべきこと・再開時に必要なこと等を役員各自の自宅からメール・電話・オンラインツールを使った会議で話し合いを重ね活動してきました。会員の皆様にもご理解とご協力をいただき、オンラインアンケートを実施し、委員や係の選出も実施できました。夏休みが明け、制限はまだありながらも子どもたちは学校に毎日登校できるようになり、父母会活動や懇談会・全体委員会も開催されました。
この様な状況下だからこそ、より子どもたちの安全と心身ともに充実した学校生活のために保護者と学校の架け橋となり、皆様のご協力を得ながら活動していきたいと思います。役員1名が退校に伴い退任致しましたが、残り約半年間役員3名で活動してまいります。どうぞ宜しくお願い致します。

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コロナ禍における安全教育   
安全指導係 高野 裕大

「今日の感染者数は~」「ワクチンは~」というような話題が朝のニュースのトップに出るようになって約半年。本当にこの新型ウイルスには世界中が振り回されていると感じます。学校現場としても衛生管理を第一としながらも様々な教育活動を展開していかなくてはならず、その一環として「安全教育」「安全管理」をどのようにしていくかは大きなテーマの1つです。
本校では例年、児童生徒の命を守る取り組みとして「自助」「共助」「公助」の考えをもとに「ロックダウン訓練」を実施しています。これは簡単にいうと「鍵をしめて閉じこもり、危険をやり過ごす。」というものです。比較的安全と言われているドイツも近年では突発的なテロや過激なデモ活動など、いつ危険が及ぶか予想し難い状況があります。今年度の訓練ではいわゆる3密を避けるためにできることが制限されますが、自教室内でのロックダウン、机上想定訓練など様々な工夫を凝らし、児童生徒がいざという時に自分の命を守る行動がとれるような教育活動に取り組んでまいりたいと考えております。

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小学部2年生「わくわくフェスタ2020(おもちゃ祭り)」     
小学部2年生担任 笹川 良子

生活科で「うごくうごくわたしのおもちゃ」という学習をしました。これは身近な材料を使って、工夫しながらおもちゃ作りをする内容です。2年生の子どもたちは工作が大好きなので、待ちに待った学習でした。家庭のご協力をいただいて材料を集めて、制作に取り掛かると、すぐに作ることができた人、作ったおもちゃがなかなか動かずに苦労した人、おもちゃにたくさんの飾りをつけた人など、それぞれ個性的なおもちゃを作ることができました。おもちゃの種類によってはかなり難易度が違うようでした。
去年の2年生は1年生を招待して自分たちの作ったおもちゃを使った「わくわくフェスタ2019」というものを実施しましたが、この状況なので、他学年との交流ができませんでした。代わりに1組2組で交流をする「わくわくフェスタ2020」を開催することにしました。規模は小さくなりましたが、隣の学級と交流することを伝えると、「友達を楽しませたい」という気もちで、遊び方を考え、おもちゃに改良を加え、意欲満々で活動していました。同じおもちゃを作っていても、クラスごとに遊び方やルールの違いで楽しみ方の違いが出た学習になりました。

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夏休み明け~通常登校開始~                 
中学部 廣瀬 幸司

ドイツでは新学年になる夏休み明けに授業を正常化するという州政府の方針に倣い、デュッセルドルフ日本人学校でも8月17日から全校一斉の通常授業ができるようになりました。学校生活でも厳しい感染防止対策を講じる必要があり、コロナ以前と全く同じというわけにはいきませんが、毎朝の健康チェックなど保護者の皆様のご協力をいただきつつ、児童・生徒、そして教職員にとって新しい日常を模索する日々を迎えています。なによりも全校児童・生徒が一緒に登校できることになり、久しぶりに授業の様子や子どもたちが遊ぶ声が聞こえる学校に戻ってきたことは本当にうれしいことです。少しずつですが、ドイツに入国することもできるようになり数名の編入生も迎えることができました。夏休み前まではできなかったいろいろな行事も、どのように工夫したら可能になるか考え、子どもたちの笑顔のために努力していきたいと思います。

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