読み聞かせ会

~知ってください、私達のこと~

始まりは小さな一歩から

図書部読み聞かせ会は、日本クラブの図書室の本を利用させていただきながら、デュッセルドルフに住む子供達に絵本の読み聞かせをしているボランティアグループです。1992年から続く本活動は、日本人学校補習校の教諭であった一人のメンバーが、日本クラブで不定期に読み聞かせを行っていたことから始まりました。その後、様々な方のご厚意・ご協力によって活動の場が広がり、現在では、主に、毎月の読み聞かせ会や学校読み聞かせ、日本デーなどに取り組んでいます。

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親子で過ごす絵本タイム

毎月第三火曜日に行っている幼児・小学生向けの読み聞かせ会。公文オーバーカッセル教室をお借りして開催しています。
プログラムは、その月の担当が、アイデアを出し合いながら作ります。日本や世界の昔話、科学絵本、紙芝居、言葉を覚え始めたばかりのお子さんも楽しめる幼児絵本など、バラエティ豊かなプログラムを組むよう心がけています。また、手遊びやペープサート、季節の行事にちなんだ工作といったお楽しみも盛り込みます。
メンバーが集まって練習会をし、いざ本番へ。子供達の可愛らしい反応は勿論のこと、新しい親子さんとの出会いや、顔なじみのお子さんの成長を見られるのも楽しみとなっています。月に一度、親子で過ごす読み聞かせ会での40分が、心豊
かで充実した時間となるよう、これからも絵本の世界を届けていきたいと思っています。
※2020年3月以降はお休み中です。7月には様々な感染対策の下、屋外で開催しました。

かけがえのないひととき

私達は年に2回、デュッセルドルフ日本人学校小学部と日本語補習校で、絵本の読み聞かせを行っています。全学年・全クラスで各45分の授業時間を使わせていただく大きな活動です。
子供達はどんな本が好きだろう。低学年なら、高学年なら、冒険のお話に科学絵本、日本の昔話に手作りのパネルシアターも・・・あれやこれやと思いを巡らせてプログラムを考えます。そして当日、メンバーそれぞれが担当の本を携え子供達と向き合います。
初めて参加した時、数十人の視線を受けて緊張のあまり本を持つ手が震えました。うまく読めるかな。ですがタイトルを読んだ瞬間、そんな不安は吹き飛びました。自分の手元に一心に注がれる真剣な眼差し。皆が固唾を呑んで物語の行く末を見守る中、次々とページをめくっていきます。大きなため息やクスクス笑う声。同じ本でもクラスや子供によって反応は様々です。思いもよらない反応に驚かされることもしばしば。けれどこの瞬間、私達は紛れもなく絵本の世界に一緒にいるのだと実感できるのです。そして絵本の持つ底知れない魅力を改めて発見します。
私達は絵本の素晴らしさを伝えたいという思いで活動していますが、同時に読み聞かせを通じて子供達と共有できる時間は、かけがえのない宝物です。

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新たな試み

突然に不自由な生活を強いられることとなってしまった2020年春。外出もままならないなか、“おうち時間”が少しでも明るいものとなるようにとの願いから、また、私達の活動を多くの方に知っていただきたいというかねてからの思いもあり、読み聞かせ会のFacebookページ(https://www.facebook.com/yomikikase.du)を開設しました。以降、おはなし動画や読み聞かせ動画、おすすめの本などを投稿してきました。

■おはなし動画
ウェブサイト「青空文庫」に収録されている、著作権の失効した作品を朗読し、メンバーの制作したアニメーションやオブジェを合わせたものです。現在は、グリム童話『星の銀貨』、新美南吉作『デンデンムシノカナシミ』『二ひきの蛙』の3作品を掲載しています。
YouTube(https://www.youtube.com/channel/UC_QCy6UyUJddVwk5sVQbGMw)でも公開配信中です。

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■読み聞かせ動画
実際の絵本を用いてメンバーが朗読をした動画です。出版社を通じ著作権許諾を得て作成しました。2020年8月までの期間限定公開、閲覧にはパスワードが必要です。ご希望の方はFacebookのダイレクトメッセージもしくはこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。までご連絡ください。
 〇林明子作『こんとあき』
 〇鍋田敬子作『はだかんぼうはつれていかないよ』
 〇さとうわきこ作・絵『せんたくかあちゃん』
        ※いずれも福音館書店出版

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どの作品もメンバーが思いをこめて作りました。慣れない編集作業をはじめ、普段とは違う絵本との関わり方に、苦労もありましたが、その反面、気づきも多くありました。著作権について勉強したり、絵本作家の方の思いに触れたりするなかで、絵本や、対面での読み聞かせの機会を大切にしていきたいという気持ちが益々高まりました。
Facebookページでは、今後も皆様にお楽しみいただけるような、絵本に関わるコンテンツや、私達の活動の様子を投稿していく予定です。

一緒に活動してみませんか?

読み聞かせ会では、現在メンバーの帰国が続いており、新メンバーを大大大募集中です!!読み聞かせの経験がなくても大丈夫。多くのメンバーが、入会時は初心者でした。また、活動の全てに参加する必要はなく、ご都合にあわせた形でのご参加が可能です。性別・年齢は問いません。日本クラブ会員でない方もご入会いただけます。
絵本に興味のある方は勿論、子供と関わりたい方、工作や音楽が好きな方、パソコンが得意な方、大歓迎です。会には、様々なバックグラウンドを持ったメンバーがいます。そんなメンバー達の声を集めてみました。

・小さな子供連れでも活動できる、温かい雰囲気の会です。私は息子が1歳の頃から参加しているのですが、絵本を通して出会えた素晴らしい人柄のメンバー達に助けられ、その読みに感動し、子供達の反応に元気をもらい、得難い経験をさせていただいています。

・日本で子供が小学校に入学したのを機に読み聞かせを始めました。その後ドイツへ来て入会し7年になります。メンバーは皆穏やかな人達ばかり。絵本が好きな普通の人達の集まりです。皆それぞれ無理なくできる範囲でできることを楽しんでやっております。何より読み聞かせをする時に目の前で目を輝かせている子供達を見るたび嬉しくなり、これからもずっと続けていきたいな、と充実感にひたるのです。

・この会を知り、たくさんの絵本との出会いや、子供達と一緒に絵本の世界に夢中になれることに魅力を感じました。入会してまだ半年ですが、絵と文字と声からなる読み聞かせの世界は深いです。子供達の豊かな表情や反応をすぐ目の前で感じ取れる…これも読み聞かせの醍醐味です。

・子供が幼稚園の時、日本の色々なお話に触れてもらいたく、読み聞かせを聞きに行き、そのまま入会しました。温かい会の雰囲気、子供達の真剣な、でも楽しんでくれる姿が嬉しくて、気づけば入会して12年が経ちました。こちらのオーケストラで仕事をしているので、参加できない時もありますが、これからも続けていければと思っています。

私達と一緒に、絵本の世界を楽しみましょう♪
少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご連絡ください。

(文責 瀬川)

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