日本人学校のページ

第49回小学部卒業証書授与式
小学部6年担任 葉梨 正美

3月13日(金)に、第49回デュッセルドルフ日本人学校小学部の卒業証書授与式が行われました。今年は、卒業式当日が休校、1日遅れての卒業式と慌ただしい中での式となりましたが、保護者と教職員が見守る中、48名の卒業生が無事卒業証書を受け取りました。
「別れの言葉」は、卒業生が6年間の思い出と両親への感謝の気持ちを中心に伝えました。今回は、日本人学校を託す思いを直接後輩に伝えることはできませんでしたが、これまでの卒業生の姿から思いは十分伝わっていると考えています。
卒業生は様々な進路に進みますが、これまでのドイツでの経験を生かし、ますます視野を広げさらに成長してくれることを期待しています。

S13 links oben

書き初め大会
小学部5年担任 板橋 奈緒

1月中旬、体育館に静かに「春の海」が流れる中、筆を手に、集中して文字と向き合う子どもたちの姿がありました。日本人学校はドイツの地にあり、国際理解の学習が特色です。一方、日本の文化も体験し学べるよう、様々な行事が行われています。その一つが毎年行われている書き初め大会です。小学部では、日頃から国語(書写)の時間に、硬筆や毛筆で、字形や文字のバランスを整えて書くことを学んでいます。毎年この時期に行う書き初めでは、小学部1・2年生は硬筆、3年生以上は毛筆作品に取り組みます。新しい年を迎え、いつもとは少し違う雰囲気の中で、真剣に文字を書く経験はこの時ならではです。今年も、これまで学習してきた成果を発揮しようと全ての子どもが一心に取り組んでいました。一枚書いて、ふぅっと息をつく子、「緊張する」とゆっくり書き始める子など様々ですが、それぞれが素晴らしい作品を仕上げることができました。

S13 links unten

スキー教室
中学部1年担任 小原 久美子

1月29日~31日に、スキー教室が行われました。暖冬の影響で積雪を心配していましたが、Willingenに着くと、ゲレンデには雪が積もっており、中学1・2年生の生徒たちは大喜び。1年生の中には、初めてのスキーの生徒もいて、初日は緊張していましたが、インストラクターとドイツ語や英語でコミュニケーションをとりながら、どんどん上達していきました。技能に応じて8班に分けて実施し、初心者コースは「ピザポジション」(ボーゲン)ができるように、初級コースは「ピザ」から「ポメスポジション」(パラレル)ができるように楽しく練習していきました。中級コースは、急傾斜をスピードを付けてかっこよく滑ることができました。また、ホテルでは、それぞれが自分の役割を理解し、行動する姿がいくつも見られました。学年レクリエーションで学級や学年の絆を深めることもでき、3日間を通して、集団としても大きく成長できたスキー教室となりました。

S13 rechts oben

「父母会活動を終えて」
父母会会長 錨 郁子

今年度父母会は、学校と保護者とのより良い架け橋となり、子どもたちがさらに安全で楽しい学校生活を送れるよう努めてまいりました。時代の変化と共に、父母会活動にも変化が求められます。その一つとして、近年厳しくなったGDPR(EU一般データ保護規則) に従い、学校、弁護士、専門業者とも協議を重ね、私たちにできる方法を模索してきました。日々起こる様々な課題に真摯に向き合い、話し合い、納得して前へ進み、安心安全な環境を子どもたちに届けられるよう活動してきました。学校や保護者の方々からいただく感謝の言葉は私たちにとっては宝物のようで、それは最大の喜びでした。誰かのために尽力できる喜びをここデュッセルドルフ日本人学校で味わうことができたのは、一重に学校の先生方、学級委員の皆様、保護者の方々のご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。また来年度のさらなる発展を祈念いたします。一年間、ありがとうございました。

S13 rechts unten