2020年デュッセルドルフ日本商工会議所・賀詞交歓会(24.01.2020)
当会議所恒例の新年賀詞交歓会が、1月24日18時よりホテルニッコー「ダヴィンチの間」にて開催されました。本年はこれまでで最高となる総勢約330名の方にご参加頂きました。
冒頭奥村会頭より、「今年の干支子年は植物に例えると新しい生命が種子の中に兆し始める時期といわれ、新しい物事や運気のサイクルの始まる年ということで、昨年発効した日EU経済連携協定が本格的に活用され、日独のビジネスが一層活性化する事が期待される」とご挨拶されました。
続いてベルリンよりお越し頂いた八木大使のご挨拶では、「昨年のドイツからの訪日者数は約23万人で過去最高を記録し、今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、さらに多くのドイツ市民の訪日が期待される」と述べられました。
ダマーマン経済省次官のご挨拶の中では、「日本とドイツ間の過去60年間に亘る強い絆を誇りに思い、感謝し、昨年9月に訪れた東京での『デュッセルドルフの夕べ』でも日本とNRW州間の良好な関係と活動を支える支持基盤の大きさに感銘を受けた」ことを強調されました。
続いてウィーン在住のピアニスト吉岡 由衣さんに、Beethoven生誕250年にちなみ「ピアノソナタ第13番1・2楽章」を演奏頂き、美しいピアノの響きに会場全体が聞き入りました。
礒総領事による乾杯のご発声では、来年2021年は日独修好160周年を迎え、多くの記念行事が行われることに言及され、今後も「日本商工会議所と密接に協力の上、日本企業、邦人社会と日独関係の発展のため、一層の努力をして行く」と述べられました。
その後懇親会の時間となり、お食事とご歓談をお楽しみ頂きました。皆様に新年のご挨拶ができる機会が持てましたこと大変嬉しく思っております。本年もどうぞよろしくお願い致します。
賀詞交歓会 ©JIHK
第5回デュッセルドルフ市と日本商工会議所との絆「Japan Get-Together」(04.11.2019)
11月4日(月)、デュッセルドルフ市経済振興局と当商工会議所共催による「Japan Get-Together」が開催されました。デュッセルドルフ市には、通信大手企業や世界的なモバイル機器メーカーの拠点がおかれ、いくつかの日本企業も研究開発拠点を当地に置いています。また、他社との協働にオープンな大企業も数多くあることから、大企業のIT拠点が当地に開設されています。さらに同市の350社以上のスタートアップ企業のうち、その多くはデジタル関連であり、今やデュッセルドルフ市はドイツ国内におけるIT・テレコミュニケーション業界の重要な産業拠点へと発展してきました。今回はデジタルメディアソリューションを産学連携で進める拠点としての「Innovationshub」を20名の参加者とともに見学させて頂きました。
まず、市経済振興局ジャパンデスクのへーバーさんに、デジタル経済ホットスポットとしてのデュッセルドルフ市についてご説明頂いた後、イノベーションハブのブリンク社長にオフィスの内部をご案内頂きました。紹介頂いた「イカロス」というフライトシミュレータは、ヘッドマウントディスプレイを被って、ジョイスティックと体重を使ってシミュレータを動かしながら、VRの島を飛行するものですが、送風が再現され、火山等の匂いまでがシミュレートされるため、フライトはとてもリアルに感じられるとのこと。
その後、3D映画やCM用の視覚効果を制作しているスタートアップ企業LavaLab社や、デュッセルドルフ大学応用科学のデジタルメディアソリューションについての説明を受けました。
続いて、2016年設立のデジハブデュッセルドルフ/ラインランドのヘルトライフ支配人から同ハブについてご説明頂きました。同社はB2Bイベント等を企画し、スタートアップ企業と既在企業の交流・協働を促進しており、デュッセルドルフ市にとってなくてはならない存在となっています。その「デジタルデモデー」には昨年、日系企業100社が参加されたとのことです(今年は2月/3月に開催)。
プレゼンテーション終了後は、市経済振興局からご提供の軽食を楽しみながら、交流会が行われました。今回は市が如何にデジタルイノベーションにおいて先進的取り組みを行っているかを認識する良い機会となりました。