FORTUNA CORNER

ウヴェ・ルスラー氏が新監督に就任

フォルトゥナ・デュッセルドルフは1月29日を以って、これまでチームを指揮してきたフリードヘルム・フンケル監督を解任し、新たにウヴェ・ルスラー氏を新指揮官として招聘することを決定した。
今シーズンの前期17試合（4勝10敗3分）を16位で折り返したフォルトゥナは、スペインでのウィーンターキャンプを経て1月18日の後期開幕戦を迎えたが、この一戦でSVヴェルダー・ブレーメンに0-1で敗れると、続くバイヤー04レヴァークーゼン戦でも黒星を喫し（0-3）、自動降格となる18位に順位を落としていた。
フンケル氏は2016年3月に、当時3部リーグへの降格危機に瀕していたチームを残留させると、2017/18シーズンには6年振りとなるブンデスリーガ昇格へと導き、そして翌シーズンには1部リーグ10位という輝かしい成績を残していた。しかし今シーズンは思うように勝ち星を重ねることができず、その結果、クラブを去ることとなった。
新監督に就任したルスラー氏は、2019年12月半ばまでスウェーデンの伝統クラブであるマルメFFを率い、同リーグ準優勝を果たしただけでなく、ヨーロッパリーグでもグループリーグを首位で突破し、決勝リーグ進出を果たしていた。また過去にはイングランドとノルウェーで監督としての経験を積んでいた。今回の就任を受けてルスラー新監督は、「この新しい挑戦を非常に楽しみにしている。外国で過ごしていた間も、もちろん常にブンデスリーガのことは見ていた。フォルトゥナは昨シーズンの後半戦に素晴らしいパフォーマンスを見せたが、それだけでなく、今シーズンもブンデスリーガに残留するだけでのポテンシャルがあることを示していた。残留は我々の最大の目標であり、そのためにこれから必死に取り組んでいくつもりだ」と意気込みを語っている。ここからのフォルトゥナの巻き返しに期待が掛かる。

アペルカンプ真大がトップチームでベンチ入り

2019年9月にプロ契約を勝ち取った日独MFアペルカンプ真大（19歳）は、前期リーグは主にドイツ4部リーグに所属するU23チームで出場経験を積んできた。その間には6得点を記録するなど、着実な成長を見せているが、後期リーグが再開すると、第18節のブレーメン戦では今季2度目のベンチ入りを果たすことに。さらに続く第19節のレヴァークーゼン戦でもメンバー入りとなった。
トップチームでは出場機会こそまだ訪れていないが、ブンデスリーガでデビューのチャンスを虎視眈々と狙っている若きタレントに、これからも注目してほしい。

後期リーグのスケジュール

DFL（ドイツプロサッカーリーグ）は、29節から32節の4試合を除くすべての試合の日程を発表した。なお、チケット購入はオンラインショップ（https://shop.f95.de/）から。

*H:ホーム試合、A:アウェー試合