日本人学校のページ

2019年度学校祭を終えて
学校祭委員長 岩本 和也

9月21日(土)・22日(日)に「ONE BY ONE ~スポットライトに負けない輝きを~」をスローガンに、学校祭を開催しました。1日目は児童会・生徒会のオープニングに始まりウインドアンサンブル部と補習校の発表が、2日目は小・中学部、姉妹校、箏クラブや合唱部の舞台発表や読み聞かせ、チャリティーバザー、小学部高学年と中学部による遊びのコーナーや折り紙ワークショップなどの催しが行われました。図工・美術科、語学等の各教科の時間等で取り組んだ作品、補習校や姉妹校、交流校の作品も展示しました。限られた準備期間の中で、児童生徒は協力して作業を進めました。当日は一人一人が生き生きと、スポットライトに負けないほどの輝きをもって活動し、児童会・生徒会のフィナーレで幕を閉じました。今年度は多くの保護者の皆様に事前準備や当日の児童生徒管理補助などのボランティアのご協力もいただきました。ありがとうございました。

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小学部1年生秋の遠足
小学部1学年担任 酒井麻衣子

小学生になって初めての遠足として、Zoo Krefeldへ行ってきました。朝から天気も良く、水中をスイスイ泳ぐアザラシやペンギン、朝ごはんの草をもりもり食べるゾウなど、元気に活動している動物たちを間近に見ることができました。学校へ帰ってきてから、どの動物がお気に入りになったか聞きました。「トラ」「カピバラ」「ラクダ」「カメ」など、それぞれがお気に入りの動物を見つけることができました。みんなで怪我なく、楽しく行ってくることができました。

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中学部弁論大会
中学部 小原久美子

11月5日(火)に弁論大会が開催されました。日本語部門では、夏休みに取り組んできた作文を学級内弁論大会で発表し、その中から選ばれた代表者10名、外国語(ドイツ語・英語)部門では、希望者13名が出場しました。
「国際問題」「世界に紹介したい日本の文化」「ドイツ社会に積極的に関わるために自分ができること」「日独友好のために自分ができること」などのテーマで、確かな根拠に基づいた自分の意見を堂々と発表していました。また、ジェスチャーを取り入れたり、聴衆に問いを投げかけたり、声の抑揚に気をつけて発表したりするなど、発表内容だけでなく、聞き手によく理解してもらうための工夫も多く見られました。弁論大会を通して生徒一人一人が、「国際問題についてもっと考えていきたい。」「自分もこんな発表ができるようになりたい。」などと感じており、話し手・聞き手ともに充実した時間となりました。

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読み聞かせ会
司書教諭 スヴィスト田野千佳

毎年、子どもたちが楽しみにしている日本クラブ図書部による読み聞かせ会が、10月に行われました。この読み聞かせ会のプログラムは、趣向を凝らした内容が盛りだくさんです。今回の小学6年生の感想に「私は、国語の授業で宮沢賢治がつくった「やまなし」を勉強しています。そこで音読するテストがもう少しであるのですが、どう読めばいいか苦戦していました。しかし、読み聞かせを聞いて、この人たちは、声を低くしたり高くしたり、ゆっくり言ったりして、強弱をつけていることに気づきヒントをもらえました。読み方を変えるだけで、感情も入ってきて、聞き手を魅了させることができるのだなと思いました。」とありました。今回も読み聞かせを通して、多くの子どもたちが本に興味や関心をもち、さらに表現する大切さも学ぶことができました。日本クラブ図書部の皆様に感謝いたします。

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