ケルンとのラインダービーに勝利!
フォルトゥナと1.FCケルンの間で行われる伝統的なラインダービーが、約22年ぶりにブンデスリーガ1部で実現した。ソールドアウトとなったこの一戦は、残留争いを繰り広げるクラブ同士の対戦という意味合いも含んでいたため、非常に注目を集めるものとなった。
試合は前半からどちらのチームも激しい攻防戦を繰り広げたが、フォルトゥナが前半38分にPKを獲得。これをエースFWローヴェン・ヘニングスが冷静に決めて先制に成功し、ハーフタイムを迎えることとなった。
後半に入ると、同点を目指してケルンが猛攻を仕掛けるも、フォルトゥナもカウンター攻撃で対応し、一進一退の展開が続く。そんな中での61分、相手のコーナーキックのこぼれ球を拾ったDFカーン・アイハンが前線へロングフィード。すると途中投入されたMFエリック・トミーが反応し、一気にケルン陣内を駆け抜けると、追走してきた相手DFを交わし、冷静に蹴り込んでリードを広げることに。結局これが決勝点となり、フォルトゥナがダービーマッチで貴重な勝ち点3点を獲得することとなった。
DIE TOTEN HOSENとコラボレーション
デュッセルドルフ出身のロックバンドDIE TOTEN HOSENは、フォルトゥナにとっては特別な存在である。30年前にファイナンスのサポートを受けたことがきっかけで始まったこの友好関係は、フォルトゥナが4部リーグまで落ち込んだ際には胸スポンサーとしてクラブをサポートしてもらうなど、唯一無二の関係性を構築してきた。こういった貢献に敬意を表し、フォルトゥナは彼らをクラブの永久会員として迎えているが、このフレンドリーシップが今年で30周年ということもあり、特別コラボレーションを行うこととなった。
そして特別にデザインされたオリジナルユニフォームが完成すると、FCバイエルン・ミュンヘン戦でのみ使用されることが決定。試合には敗れることとなったが(0-4)、ドイツ中から注目を集めることとなったこのユニフォームは、発売開始から1週間も満たないうちに完売となり、多くのファンからの要望を受けて再販することが決定している。そのほかにもレトロユニフォームや、Tシャツ、ジャケット、マフラー、ピンバッジなどのコラボレーショングッズが発売されているほか、デュッセルドルフ市内を走る電車にも、このコラボレーションがデザインされた列車が登場するなど、デュッセルドルフでも大きな話題の1つとなっている。
後期リーグは1月18日(土)から
DFL(ドイツプロサッカーリーグ)は、未定となっていた後半戦はじめの4試合分の日程を発表した。その結果、2020年最初の試合は1月18日(土)15:30キックオフとなり、対戦相手は日本代表FW大迫勇也選手が所属するSVヴェルダー・ブレーメンとなる。そのほか詳細は日本語HP(http://japan.f95.de/)の「試合日程」から。
節 | 日時 | キックオフ | 対戦相手 |
18 | 01月18日(土) | 15:30 | SV Werder Bremen(H) |
19 | 01月26日(日) | 18:00 | Bayer 04 Leverkusen(A) |
20 | 02月01日(土) | 15:30 | Eintracht Frankfurt(H) |
21 | 02月08日(土) | 15:30 | VfL Wolfsburg(A) |
*H:ホーム試合、A:アウェー試合