FORTUNA CORNER

アペルカンプ真大がプロ契約を締結!

フォルトゥナに2015年から所属しているアペルカンプ真大(18歳)がプロ契約を勝ち取った。ドイツ人の父と日本人の母を持つ日独ハーフは、日本生まれ日本育ちながら、父の仕事の都合で4年前に15歳でドイツに移住、トライアウトの末にU16チームに加入した。その後は着実な成長を続け、昨シーズンはU19チームでキャプテンも務め、11得点8アシストという記録を残すと共に、シーズン途中からはU23チームへと個人昇格を果たし、ドイツ4部リーグで5試合に出場していた。

そして今年の6月に新シーズンに向けたプレシーズンがスタートすると、フリードヘルム・フンケル監督が指揮するトップチームへの帯同を許され、プロ選手たちの中で切磋琢磨する機会を与えられると、トレーニングキャンプやテストマッチで高パフォーマンスを披露。ドイツ杯1回戦、ブンデスリーガ開幕戦(ヴェルダー・ブレーメン戦)ではサプライズながらベンチ入りを果たすなど、監督コーチ陣からも高評価を受けてきた。そしてそれらが認められ、シーズン途中でのトップチーム昇格を勝ち取る運びとなった。
ルッツ・プファンネンシュティールスポーツ役員は、「真大は多くのポジションをこなすことができるユーティリティプレーヤーであり、どこが彼のベストポジションか分からないくらい、どこでプレーしても良いパフォーマンスを見せてくれた」と期待を寄せている。またアペルカンプ本人は、「プロ契約を勝ち取ることができたことで、小さいころからの夢を叶えることができた。自分を信頼してくれたクラブに対し、これからはプレーで返していきたい」と喜びを語っている。すでに2017年にはU17日本代表に、また2018年にはU18日本代表にも選ばれている逸材だが、ドイツ国籍も有するため、今後はドイツのアンダー代表から招集を受ける可能性もある。アペルカンプの今後に、大いに期待してほしい。

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開幕から好ファイトも取りこぼしが続く

新シーズンが開幕し、ブンデスリーガ1部での2シーズン目に挑んでいるフォルトゥナは、開幕戦こそアウェーでヴェルダー・ブレーメンから3-1の勝利をもぎ取ったものの、その後は4試合で未勝利が続いている。それでもバイヤー04レヴァークーゼン戦以外の3試合(アイントラハト・フランクフルト戦、VfLヴォルフスブルク戦、ボルシア・メルヒェングラッドバッハ戦)では、常にフォルトゥナが先制ゴールを奪うことに成功しており、課題はそのあとの対応ということになる。
また、怪我人や体調不良などで数選手が離脱している状況であり、彼らの復帰によりチーム力が高まることに期待が掛かる。ガーナ人アタッカーのナナ・アンポマー&ベルナルド・テクぺテイらは、まだブンデスリーガではその力を披露していない選手であり、これからコンディションが整ってくればチームの力になっていくことであろう。また第5節を終えた時点でポーランド代表FWダヴィッド・コフナツキの買取オプションが行使され、フォルトゥナへの完全移籍が完了したことも嬉しいニュースだ。

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ウィンターブレイクまでの日程が発表に

DFL(ドイツプロサッカーリーグ)は、未定となっていた第7節から13節までの日程を発表した。注目のラインダービーとなる1.FC Köln戦は、11月3日(日)15:30キックオフとなる。そのほか詳細は日本語HP(http://japan.f95.de/)の「試合日程」から。

日時 キックオフ 対戦相手
7 10 04日(金) 20:30 Hertha BSC (A)
8 1019日(土) 15:30 1.FSV Mainz 05 (H)
9 1026日(土) 15:30 SC Paderborn (A)
10 1103日(日) 15:30 1.FC Köln (H)
11 1109日(土) 15:30 FC Schalke 04 (A)
12 1123日(土) 15:30 FC Bayern München (H)
13 1130日(土) 15:30 TSG Hoffenheim (A)

*H:ホーム試合、A:アウェー試合