FORTUNA CORNER

宇佐美貴史の今季初ゴールで連敗をストップ

6シーズンぶりにブンデスリーガ1部の舞台に戻って来たフォルトゥナは、開幕からの4試合で1勝1敗2分とまずまずのスタートを切ったが、その後6試合に渡り勝利から見放されるという苦しい時間を過ごすこととなっていた。
そんな中迎えた第11節、ホームでのヘルタ・ベルリン戦。ドイツ杯2回戦の試合も含めて3試合連続でスタメン入りとなった宇佐美貴史が、この試合で大きな結果を残すこととなる。前半終了間際に相手選手が2枚目のイエローカードで退場処分となると、その直後にミドルシュートで相手ゴールを脅かした宇佐美は、続けて左サイドから絶妙なセンタリングを上げ、ルケバキオが惜しいヘディングシュートを引き出すなど、輝きを増し始める。
 
すると後半開始から5分、その宇佐美がメルキュアシュピールアリーナに歓喜をもたらすことに。ニコ・ギーゼルマンからのパスをペナルティエリア内で受けた日本人アタッカーは、見事なトラップから素早く左足を一閃。すると強烈なシュートはヘルタゴールに突き刺さり、フォルトゥナが待望の得点を挙げることに成功する。そしてこれで勢いに乗ったフォルトゥナは、その後も次々にヘルタゴールに襲い掛かり、結局4ゴールを奪取。その結果4-1で勝利を収め、6連敗を止めると共に、悩みとなっていた得点不足も解消することに成功した。

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アウェーにてFCバイエルンを相手に、ルケバキオが3得点の大爆発。

代表ウィークを挟んで迎えた第12節は、アウェーでのドイツレコードマイスターFCバイエルン戦。7万人を超える大観衆が見守る中キックオフを迎えると、開始早々からカウンターで宇佐美がチャンスを作り、ドディ・ルケバキオが強烈なシュートを放つ(1分)。しかし徐々に押し込まれ始めると、圧倒的な差から前半のうちに2点を奪われてしまう。それでもフォルトゥナも前半終了間際、ショーン・ツィマーのパスからルケバキオがゴールネットを揺らし、後半に反撃ののろしをあげて後半に臨みを繋いだ。

しかし後半に入っても攻勢を強めるFCバイエルンは、ドイツ代表トーマス・ミュラーがこの日自身2点目となるゴールを決め、得点差を再び2点に広げられてしまう。それでもフォルトゥナもセットプレーなどで惜しいチャンスを作ると、78分にはカウンター攻撃から再びルケバキオがゴールを決め、1点差に迫ることに。その後は一進一退の攻防が続くも、FCバイエルンのロベルト・レバンドフスキが決定機を外した一方、フォルトゥナはロスタイムにカウンターから再び抜け出したベルギー人アタッカーが、三度ゴールネットを揺らすことに成功。これにより試合は3-3でタイムアップとなったが、フォルトゥナはアウェーの地でFCバイエルンを相手に2度の2点差を跳ね返す素晴らしいパフォーマンスを披露することとなった。
なおこの日のヒーローとなったルケバキオは、GKマニュエル・ノイアーを相手にドライヤーパック(3得点)を決めた初めての選手となっただけでなく、ミュンヘンの地でFCバイエルンを相手に3得点を記録した6人目の選手として、ブンデスリーガの歴史に名を残すこととなった。

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第15節から第21節までの日程が発表に

DFL(ドイツプロサッカーリーグ)は、第15節から第21節までの日程を発表した。フォルトゥナの後期リーグは、ウィンターブレイク明けの1月19日(土)に、アウェーにてFC Augsburgとの対戦からとなる。
なお、日程が決定したのは第21節までとなるが、対戦カードは全て決定している。こちらをチェックされたい方は、日本語HP(http://japan.f95.de/)の「試合日程」から。

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