日本人学校のページ

平成30(2018)年度入学式
       教頭 佐藤 美加

暖かな日射しのこぼれる2018年4月12日、本校体育館において小学部は第47回、中学部は第48回の入学式を合同で挙行しました。在デュッセルドルフ日本国総領事館首席領事戸田真介様、デュッセルドルフ日本人学校理事長嶋津弘人様をはじめ多数のご来賓においでいただき、小学部73名、中学部51名の新入児童生徒は本校において新たな一歩をスタートさせました。6年生に手を引かれて張り切って入場する小1の姿はたいへんほほえましく、また、新入生を代表して新しい学校生活への希望と決意に満ちた中1の挨拶もたいへん頼もしく印象的でした。校長式辞やご来賓のご挨拶の「分からないと言えることの大切さ」「挨拶をすること」「時間を守ること」「継続は力なり」「後悔先に立たず」「志を見つけること」などの言葉を、姿勢を正して瞳を輝かせながら真剣に聞くことができました。これで、今年度は全校児童生徒470名でのスタートとなりました。

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協力・仲よく・元気よく!ライン川で最高の思い出を
         小学部5年担任 田中 佑布子

今年も、小学部縦割り班活動の大きな行事「ライン川へ歩く会」が行われました。今年度のライン川へ歩く会のスローガンは「協力・仲よく・元気よく!ライン川で最高の思い出を」。このスローガンを胸に、さぁ、ライン川へ出発です。当日は、雲一つない青い空。例年になく暑い中での開催となりました。それぞれの班では、6年生が「暑いから、日陰に荷物を置こうね。」「これがいら草だよ。触ると痛いよ。」と、下学年に声をかけている姿が見られ、頼もしさを感じました。そんな6年生が企画した「ドン・じゃんけんぽん大会」は、1年生から6年生までみんなが楽しめるゲームで、大盛り上がり。違う学年や違う班の子ども同士が、「ドーン!」と言いながら、両手を合わせる姿は、見ていて微笑ましいものでした。子どもたちの感想文には、「楽しかった!」「6年生がすごかった!」と大満足の言葉がずらり。スローガン通り、「最高の思い出」となったようです。

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新父母会役員

2018年度、日本人学校父母会は会員の皆さまとともに、役員4名、役員候補者選出委員4名、学級委員36名でスタートしました。早速、委員や係になった会員の方々が父母会室で活動されている姿は、とても頼もしく、お子さまへの愛を感じると同時に、私たち役員もますます盛り上げていきたいと感じました。ドイツ語でボランティアはehrenamtlich と言うそうです。Ehreには「名誉」という意味があります。父母会活動は、子どもが学校に通っている今しかできない名誉ある活動だと思います。子どもたちが安全で、より楽しい学校生活を送れるように、皆さまのご協力を得ながら活動していきます。

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ロックダウン・引き渡し訓練
      安全指導係 荻原 崇

2016年12月19日、ベルリンのクリスマスマーケットに大型トラックが突入し、大勢の死傷者が出ました。それは、私が渡独する3ヶ月半前のことであり、ドイツでの生活に大きな不安を感じたことを覚えています。デュッセルドルフに住んでいると「安全な場所」だと錯覚しがちですが、外務省の情報を見るたびに身が引き締まります。
本校では5月14日に、不審者が学校敷地内に侵入したことを想定したロックダウン訓練を行いました。ロックダウンとは、部屋に鍵をかけ、気配を消すことで、自分の命を守る避難行動です。訓練の積み重ねによって、今回も子どもたちは自分で考え、素早く避難できました。また、午後には引き渡し訓練も行いました。課題もありましたが、学校と家庭の連携を確認する、貴重な時間となりました。
これからも訓練を通し「自分の命は自分で守る」ことを子どもたちに伝え続けていきます。

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