知っておきたいドイツの交通ルール(車編)
☆右側通行 右側車優先
・標識のない交差点では右側の車に優先権がある。
標識のない道では徐行し 右側から出てくる車を優先させる。
・右側走行 中央寄りが追い越し車線(右側から追い越してはいけない)
☆気をつけたい交通標
優先道路
優先道路終り
次の交差点では優先権あり
対向車優先
追越禁止
(車線)
車線変更可
変更不可
破線側の車線からのみ変更可
(上記の場合は右→左車線変更可)
☆制限速度(制限速度の標識がある場合にはその速度に従う)
・市街地 50 km/h (住宅地など30 km/h規制が多い)
・郊外(一般道)7 km/hまたは100 km/h(制限速度の標識がない場合)
・アウトバーン 制限速度区間終了の標識以降は原則無制限である。
(天候や工事区間等により臨時の速度制限が設けられる
こともあるため要注意)
130 km/hが推奨速度。最低速度は60 km/h。
(130 km/h以上で事故にあった場合、保険が全額適用
されない可能性あり)
知っておきたいドイツの交通
ルール(車編)
☆シートベルト 同乗者は後部座席を含め全員シートベルト着用。
締めていない場合は保険の適用外になる。
☆踏切では、遮断機が降りている場合や列車が近づいていることを知らせる信号が点滅している場合には一時停止しなければならないが、それ以外の場合には、一時停止の義務はなく注意してそのまま通過する。
☆路面電車・バス・自転車に注意
・路面電車が停車している場合、車は電車の後方で一時停止し、
乗降が終わるまで待つ。
・一方通行の場合を除いては電車を左側から追い越してはいけない。
・バスが停留場から本線へ進行しようと方向指示器を点灯させている場合その進行が終わるのを待つ。
・バス、路面電車等が停留場に停車している場合、その側方は慎重に通過しなくてはならない。
☆チャイルドシート 12歳以下、身長150 cm以下の子供は使用が必須。
タクシーにも同様に適用されるため、配車や乗車前に確認が必要。
☆事故目撃時の救助義務
人命救助が最優先、それから警察に連絡する。 救急車 112
(そのまま行き過ぎると違反) 警察 110
☆事故をおこした場合
・確実に車を停車させ警察に連絡し、処分が終わるまで絶対にその場を
離れてはいけない。
・目撃者が警察に通報することもある。
・当て逃げは厳しく罰せられるので、注意が必要。
☆運転中の携帯電話・スマートフォン使用は違反
・2017年10月に厳罰化され、状況によって罰則が変化。
運転中の使用→その結果危険を生じさせた→その結果事故の原因になった。
・罰金 € 100,00~200,00、罰則点数 1~2、免停最大1ヶ月。
・自転車の運転にも罰則が適用 € 55,00。
車通りの少ない信号で赤信号を待つドイツ人の姿を見かけたことがあるだろう。じつはこれ、歩行者が赤信号を渡ると5ユーロ以上の罰金と交通
ルールで定められている。
ここで紹介したのは、ほんの一部の交通ルールで、その全ての違反に対し罰金が課せられるが、違反の状況によって「危険を伴う」「物的損害を伴う」などに分類され、罰金が設定されている。
参考;Bußgeldkataloge 2018 (罰金カタログ)
https://www.bussgeldkatalog.org/
ルール違反に対する罰則が厳格であるというドイツのお国柄をあらためて理解し、安全に気をつけてドイツでの生活を送っていただければと思う。
本記事に関する情報は、恒久的に保証するものではありません。
交通ルールの改訂に伴う想定外の事態や突然の出来事における一切の責任は日本クラブでは負いかねますので、ご了承下さい。
文責:日本クラブ 生活部及び事務局