各地だより

ベルリン日独センター

2016年10月~12月の事業・催事のご案内(抜粋)
*事業や催しの詳細・最新情報に関してはホームページをご覧ください。

人的交流事業
ベルリン日独センターは日独の専門家や若者の交流を推進する様々なプログラムを企画・運営しています。2016年事業はおおむね終了しましたが、年内は未だ以下の視察研修プログラムを実施します。
日独青少年指導者セミナープログラム、日本団ドイツ研修、11月13日~26日
日独勤労青年交流プログラム、ドイツ団日本研修、11月15日~29日
日独若手専門家交流、ドイツ団日本研修、11月26日~12月3日

会議系事業
日独会議「次世代のエネルギーマネージメント―電力系統と電力貯蔵技術」、11月1日(火)協力機関:独連邦経済エネルギー省、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、エコス・コンサルティング社
気候変動を食い止め、環境を守る次世代エネルギーマネージメントのためには、多量の再生可能エネルギーを導入することが必要不可欠です。日本とドイツのエネルギー政策は原子力エネルギーの取り扱いの点において異なりますが、消費電力を低減しながら再生可能エネルギーの効率的導入および使用を目指す点は共通しています。日独が目指すスマートコミュニティ(社会)を振興する鍵は、電力の需給関係を効率的かつ安定的に制御することにあります。本会議では電力系統の敷設・増強およびメンテナンスの際の課題、さらには電力貯蔵技術の開発における課題を中心に据えます。討論においては技術的要素に限らず、政治的・経済的・社会的要素も取り上げます。

日独会議「日本とドイツにおける食品教育」、12月6日(火)
協力機関:ベルリン自由大学東アジア研究科
第二次世界大戦後、先進産業諸国における食料供給は安定し、多様化しました。今では季節を問わずにあらゆる食品が手に入るようになりましたが、ここ数十年間の様々な食品スキャンダルや、食事の習慣も原因となって起こる生活習慣病等を前に、食品の安全性および健康に対する影響ならびに食品生産における環境負荷に対する懸念の声が上がるようになりました。また、料理能力が衰退する傾向がみられ、家庭内の食事が外食に取って代わられた結果、家庭内における食の教育が十全に実施されていないことも懸念されています。昔も今も変わらないことがあるとすれば、それは日々毎々の食卓の準備を担当するのがもっぱら女性の役割とされていることです。
日独共同研究のキックオッフ会議として実施される本会議では、ドイツ・ヨーロッパと日本・アジアの食習慣を比較しつつ、正しい(あるいは誤った)食生活および変遷する家族構成ならびに日常の食習慣の相関関係を調査します。おそらく文化的な相違もあれば、社会の根本的な近代化プロセスに基づく共通点も確認されるでしょう。テーマのひとつとして、家庭内の日常の食生活を、家庭外で修正・補完する可能性も検討します。

文化系事業
ブラティスラヴァ世界絵本原画展「挿絵画家のオリンポス」、2016年11月23日~2017年2月初旬、協力機関:スロバキア文化会館(ベルリン)
スロバキアの首都ブラティスラヴァで開かれ、国際的にも権威の高いイラストレーション・ビエンナーレが2017年に50周年を迎えます。これを記念し、1967年から2015年までの受賞作品が一堂に会する展覧会が企画されました。ベルリン日独センターはEU諸国の文化会館との共同事業実施に積極的に取り組んでおりますが、ブラティスラヴァ・イラストレーション・ビエンナーレの初回グランプリ受賞者が瀬川康男であり、その後も中辻悦子(1999年グランプリ)、出久根育(2003年グランプリ)など多数の日本人受賞者を出していることを踏まえ、スロバキア文化会館と共同で本展覧会を開催する運びとなりました。グランプリおよび準グランプリに輝いた受賞作品およそ150点のカラフルな挿絵とその絵本をご覧いただける貴重な展覧会に、ぜひ一度足をお運びください。

Japanisch-Deutsches Zentrum Berlin
Saargemünder Strasse 2, 14195 Berlin, Germany
Tel.: 030-839 07 0 Fax: 030- 839 07 220
ホームページ:www.jdzb.de Eメール: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
ベルリン日独センター副事務総長 坂戸 勝

ケルン日本文化会館

2016年10月-12月の催し物ご案内
(詳細につきましては、当館HP、www.jki.de をご覧ください。)

10月29日(土)19:00~27:00 ケルン美術館の夜
「東北-風土・人・くらし」展にあわせて、アンサンブル「和楽*雅」による「東北」をテーマとしたコンサート(計3回)のほか日本語体験講座等を実施します。(注:入場には全美術館共通の入場券(€ 18,00)が必要です)

11月3日(木)~12月22日(木) 松竹映画シリーズ
「八日目の蝉」(成島出監督/2011年)、「舟を編む」(石井裕也監督/2013年)などの近作ほか計10作品を各2回上映します。

11月7日(月)19:00~ 国際交流基金翻訳賞授賞式
『枕草子』(清少納言)を初めて全編ドイツ語翻訳したミヒャエル・シュタイン氏に、国際交流基金翻訳賞を授賞します。

11月16日(水)19:00~ 講演会「忍者文化」
忍者の歴史や、文学・伝承における役割についての講演会。忍者の体の動きのデモンストレーションも行います。(三重大学との共催事業)

11月18日(金)19:00~ 現代音楽コンサート
アンサンブル「E-MEX」が、ケルン音楽大学で学んだ作曲家Robert HP Platzと、3世代にわたる日本の現代音楽作曲家との「出会い」を奏でます。

11月24日(木)19:00~ 津上俊哉講演会「中国の経済」
現代中国研究家の津上俊哉氏をお迎えし、躍進する中国経済の現状を探ります(講演会は英語で行われます)。

11月25日(金)~30日(水) 「京友禅」デザインコンクール展
全国染織連合会が今年5月から6月にかけて実施したコンクールの入賞作品展。京友禅の伝統と斬新なデザインが融合し、新しい世界を作り出します。

12月7日(水)19:00~ 日本人の生活文化と仏教(仮題)
青山・恵光日本文化センター所長をお迎えし、日本人の生活や文化の背景にある仏教の教えについて紐解きます。(講演会はドイツ語で行われます)

「日本語講座【有料】」
国際交流基金による日本語教授法のメソッドを生かした日本語講座で土曜日の受講の可能。ケルン近郊在住のドイツ人におすすめいただければ幸いです。
[本コース]
2016/17年秋冬コースの受付は、10月12日に終了しました。
[入門体験講座]【土曜日10:30-12:00】※入門者を対象にした講座
 10月22日「買い物」、10月29日「食べ物」、11月5日「趣味」、11月12日「家族」、11月19日「日本語と日本文化」、11月26日「あいさつ・自己紹介」、12月3日「数字・時間」、12月10日「交通」
[テーマ別講座]【土曜日14:00-16:00】さまざまなテーマを通して日本語を学んでいただけます。
10月22日「Jポップの日本語」、11月5日「視点と移動の文法1」、11月19日「視点と移動の文法2」、12月3日「街歩きの日本語」
[日本語しゃべりーれん]【土曜日14:00-16:00】
ドイツで日本語を学ぶ人が、気楽に日本人と日本語で話す機会を提供する場として、月1回開催。日本人ボランティアも募集しております。
 11月12日、12月10日
[文化体験講座]【土曜日14:00-16:00】
日本の伝統文化や年中行事のイベントなど、さまざまな日本文化を実際に体験し、日本をより深く理解していただくことができます。
 11月26日「惠光寺訪問」、12月17日「日本の年末」

土曜日開館のお知らせ
当館は土曜日も原則10:00から17:00まで(図書館11:00-16:00)開館しております(日曜日は閉館)。

当館は無料駐車場完備、館内で行われる催し物は原則として無料です。また、当館が共催・協力する全独各地の事業については、当館HPをご覧ください。ご希望の方には当館の催しをご案内するメールマガジンをお送りしますので、メールにて下記までお申し込みください。

Japanisches Kulturinstitut (The Japan Foundation)
Universitätsstrasse 98, 50674 Köln
Tel. : 0221-9405580 Fax : 0221-9405589
ホームページ:www.jki.de Eメール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。(代表)
国際交流基金ケルン日本文化会館 副館長 高羽 洋充