ご 挨 拶

有限会社NRW. INVEST 社長
ぺトラ・ヴァスナー

S1 Petra Wassner klein尊敬する皆様、親愛なるデュッセルドルフ日本クラブの皆様、

私達の連邦州ノルトライン・ヴェストファーレンは、今年70周年を祝います。
しかし私達の国と日本の関係は、それよりもはるかに長いものです。最初の出会いは、150年以上前までさかのぼります。1950年代から、ノルトライン・ヴェストファーレンは、その州都デュッセルドルフと共に、欧州大陸における日本企業の優れた拠点に、絶え間なく発展してきました。日本企業は、ノルトライン・ヴェストファーレンにおける最も大きな国際ビジネス共同体の一つを形成しておりますが、そればかりではありません。日本企業は、最も長く続いている外国企業によるビジネス共同体でもあります。ノルトライン・ヴェストファーレンには、600以上もの日本企業の支社が存在しております。その数は、ドイツにおける全ての日本企業の約3分の1に相当します。その日本企業が、ノルトライン・ヴェストファーレンの優れた企業拠点としての質を実証しております。
日本人社会との良き協力のお陰で ―それはすなわち日本クラブとの協力でもありますが― 日本企業とその従業員や家族の仕事と生活のレベルを、常に高める事が出来ました。州に所属する経済振興公社としてのNRW. INVEST は、日本企業が当地への進出を計画する際、またその拠点でさらに発展していく際、助言をしております。1992年以来、私達の東京の子会社、NRW Japan K. K. が、ノルトライン・ヴェストファーレンに進出する為の情報に興味を抱く企業に、お役に立っております。

投資は経済を活性化し、雇用を生み出し、イノベーションの刺激を強め、新しい製品、サービス、および手法をノルトライン・ヴェストファーレンにもたらします。それにより投資は、ノルトライン・ヴェストファーレンの競争力に、大いに貢献しております。毎年のNRW. INVEST 賞の授与で、NRW. INVEST は、模範的な投資を表彰しております。2016年には、ある英国企業や米国企業と並び、新たに日本企業も表彰されました。三菱電機社(Mitsubishi Electric Europe B. V.)です。

電気およびエレクトロニクス機器の開発と製造において世界をリードする企業である三菱電機社は、すでに1978年よりノルトライン・ヴェストファーレンに進出しておりますが、今年のはじめ、デュッセルドルフ近郊のラーティンゲン市に、その新しいドイツ本社を開設いたしました。将来、三菱電機社は、ここで750人までの従業員を雇用します。
この様な成功例は、ノルトライン・ヴェストファーレンを拠点として欧州でのビジネスをスタートしようとする日本企業を、私達が益々誘致できる事に繋がります。

デュッセルドルフ日本クラブの役員と会員の皆様に、その大いなる活躍に対して、感謝申し上げたく存じます。同時に、協力しあう将来を楽しみにしております。
独文和訳:稲留康夫/広報部長