書籍ワゴンセールの光景
図書部・図書室では、通常の活動(日本から到着した本と、ご寄贈頂いた本を登録し、書架に出したり、書架の整理など)の他に、2〜3ヶ月に1度の割合で、書籍ワゴンセールを行っております。
毎回多くの方がご来場下さり、お馴染みの方も回を重ねる毎に増えて参りました。
2月28日に、今年初めてのワゴンセールを行いました。
内容は、50セントの本で、706冊もご購入頂き、353ユーロの売上と、好調な滑り出しとなりました。
昨年は7回催し、5933冊と驚くほどご購入頂き、2559ユーロの売上となりました。
毎回沢山購入して頂き、セールの途中に少なくなって、焦ってしまう事しばしです。それでも沢山のご寄贈を頂き、地下室で次の出番を待っている本がまだまだあります。
これからも皆様のご来場をメンバー一同お待ちしております。
図書部・図書室 針谷敏子
文化紹介
今回は「Tanzhaus NRW 欧州議会プログラム 青少年のためのダンス教室」の一貫ということで依頼を受けました。12歳から17歳の少年少女たちが各国の文化に触れインスピレーションを得て、4月12日に行われるパフォーマンスにそれを生かすという趣旨の下、日本文化として折り紙、書道、筝曲鑑賞と体験、そして着付けのデモンストレーションの見学および着付け体験をしたいというものでした。当日は春の嵐とでもいうのでしょうか、前夜からの風雨が強く、DBも止まってしまうという悪天候に見舞われ、最初はどうなることかと思いましたが、参加者もほぼ定刻通りに集まり無事開催することが出来ました。皆さん明確な目的を持って来られているので、折り紙も書道も取組みがとても真剣で、こちらもついつい熱が入ってしまいました。お昼を挟んで筝曲鑑賞、そしてお琴を弾く体験もし、気分も盛り上がったところで最後の着付けのデモンストレーションおよび体験が始まりました。デモンストレーションでは積極的に質問をする姿もあり、みな着物を着るという行程がどれほど大変で、また1本の長い帯が結び方ひとつで素晴らしい形になることに驚いていました。そして最後は自分たちが着付け体験をする番です。着せられている間は神妙にしていた少年少女たちも最後は着物姿で体を揺らしながら踊りだしたのを見て、彼らのパフォーマンスにどんなインスピレーションを与えたのか、その舞台を見てみたいなと思いました。
文化部 上坂晶子
今年で30周年を迎えるバレーボール同好会
バレーボール同好会は今年で創立30年になります。 チーム名はJapan Rhein Attakers85(略してJRA85、1985創部)といいます。毎土曜日午後の定期練習と親善試合出場が主な活動であり、創立以来毎年6-7回、デュッセルドルフ市内や近郊で行われるドイツスポーツクラブ主催の主に男女混成6人制ホビーレベルの大会に呼んでいただき、バレーボールを通じての日独親善に努めて参りました。屋外のコートでの試合や、ビーチバレー出場、さらには車で片道3時間もかけてKaiserslauternまで遠征したことなども懐かしく思い出されます。
さて、去る3月22日(日)にはLangenfeld市で行われた試合に参加しましたのでその様子を報告いたします。試合形式は、出場12チームを3グループに分け、予選、入れ替え戦の後順位決定戦となりました。JRA85は男4人、女2人で挑みました。3-4位決定戦まで駒を進めましたが接戦の末敗れて4位になりました。いつものことながら、体格差は否めません。私達では飛び込まなければレシーブ出来ないようなボールを長い手足でいとも簡単に片手でレシーブされたり、高くそびえるブロックには唖然としてしまいます。JRA85は小さいながらもよく動き、基本にのっとったプレーで対抗するので、ドイツ人同士の試合では緩慢なプレーをするチームでも、JRA85には負けまいと、見違えるように真剣にプレーしてきます。毎年ドイツ人チームのレベルが上がってきており、JRA85がこの地域のホビーバレーボールのレベルアップに少なからず貢献してきたと自負しています。
JRA85は過去30年の歴史とともにドイツ人との交流を深めてくることができました。これからも日本クラブの代表としてフェアプレーかつ、サムライ・なでしこ精神をもってバレーを通じて日独親善に尽くしたいと思います。30年間継続できたことに、先輩方と日本クラブの関係皆様方のご理解、ご協力に感謝いたします。
バレーボール部 大房保行