2014年度 中学部第44回(仮)卒業式
中学部3年担任 石塚 武志
1月9日(金)、中学部3年生(男子18名、女子16名)の仮卒業式が行われました。粛々とした雰囲気で行われた式では、義務教育を終え、それぞれの進路に向かって羽ばたこうとしている生徒たちの、堂々とした凛々しい表情が見られました。3年間の中学校生活の中で、運動会や学校祭などの行事や、日々の学習活動を経験し、身も心も大きく成長した3年生が、デュッセルドルフという地で運命的に出会えた仲間達との再会を期待しつつ、自分たちの未来へ向かって大きな一歩を踏み出しました。これまで、保護者の方をはじめとする多くの方々にご協力を頂きましたことを、心より感謝申し上げます。
中学部百人一首大会
中学部2年担任 二俣 明日香
1月20日、凜と張りつめた空気の中、日本の伝統的行事である「百人一首大会」が行われました。2学期から練習を重ね、準備を進めた本大会。冬休み中に暗記し、上達した生徒もおり、3学期に行った練習では、多くの生徒が上の句で札を取れるようになりました。何事にも意欲的に取り組む姿勢が、とてもすばらしいです。当日、個人の部では、41枚を獲得した2年生が最優秀賞、団体の部では、平均獲得枚数15枚の2年A組が1位という結果となりました。一枚の色紙から始まった「小倉百人一首」。戦国時代から受け継がれてきた日本の文化的行事。幾年の時を経ても色あせることのない、古人の思いを味わう良い機会となりました。
読み聞かせ会
司書教諭 Swist田野 千佳
日本人学校では毎年、日本クラブ図書部の方々による読み聞かせ会を行っています。第1回目の読み聞かせ会が、2014年10月に小学部対象に行われました。この読み聞かせ会では45分という限られた時間の中で、絵本、科学絵本、日本や外国のお話、手作りのパネルシアターなどが行われ、趣向を凝らしたプログラムに子ども達は大喜びでした。また、本が苦手な子ども達にも、お話の内容が子ども達の心にしっかり届いていました。これも、読み手の皆様の日頃の練習の賜物だと思います。日本クラブ図書部メンバーの皆様の素晴らしい読み聞かせ会に感謝いたします。
書き初め大会
小学部1年担任 松本 隆弘
「書き初め」は、お正月に行われる日本国ならではの伝統行事です。「文字を正しく整えて書く」こと、「日本の優れた文化・伝統を大切にする心を育てる」ことを目標に、日本人学校では、毎年書き初め大会を開催しています。小学部1年生と2年生は硬筆作品、3年生以上は毛筆作品に取り組みました。体育館で正座をして気持ちを整え、半紙と自分の心に向かい合いながら、集中して取り組みました。この日のために2学期から、たくさんの子ども達が一生懸命に練習を重ねてきました。自分の最高の字を書こうと、どの子も真剣でした。児童生徒の作品は作品展として展示され、多くの保護者の方に見ていただきました。
ツェツィーリエン・ギムナジウムとの交流学習
中学部教務 荒木 光司
12月1日(月)から12日(金)までの2週間、ツェツィーリエン・ギムナジウム(以下、Ce校)との交流学習を実施しました。
小学部6年生では実際にCe校に行き、音楽と体育の授業に参加しました。ドイツ語や英語の歌を一緒に歌ったり、ドッジボールをして交流を深めました。中学部2年生ではCe校にてイタリア語の授業に参加し、グループごとに課題に取り組みながらお互いの親睦を深めました。また、本校の国際交流図書委員が中心となり、「Ce校オープンスクール」において、来場した方々に折り紙や習字などの日本文化を教えました。
今後も、海外にある日本人学校ならではの特色を生かしながら、現地校との交流を積極的に実施していきたいと思います。