デュッセルドルフにて思う
今年3月下旬、生まれて初めて欧州の地に降り立った場所がデュッセルドルフでした。当初、なぜエレベーターに閉ボタンがないのか?ドイツ人はなぜ薄暗い中でも電気をつけないのか?といったことや、運転中にちゃんと停止線で止まっているのに信号が見えなかったり、会議中に全員が一斉に机を叩き出し、ブーイングかと思ったら拍手だったりといったことに戸惑いながらも、日々この地を大好きになっていく自分がいます。そして、ワールドカップではドイツが優勝!まだ延長戦決勝ゴールの余韻に浸りながら、幸福を噛み締めています。当地に住まわせて頂ける幸運に感謝しつつ、このような恵まれた生活環境を築いてこられた日本クラブはじめ多くの諸先輩方の永年にわたるご尽力に対して心より敬意を表したいと思います。もうじき呼び寄せる家族も、きっとデュッセルドルフを大好きになると思います。
編集委員 内田 正紀