アロマテラピーってなんだろう?

狐崎 かおり

ドイツの森を歩いていて、木々の香りをかいで、気持ちがよいなぁ、「ハァ~」と深呼吸したことはありませんか?又は、お料理の際にレモンを切った時の香りでリフレッシュしてなんだか元気になるという経験もあるかもしれません。
アロマテラピーは芳香療法という意味ですが、このアロマテラピーはいろいろなところで私達は体験していると思います。
アロマテラピーで使用する精油は、植物の花、葉、果皮、茎、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した、いわば植物のホルモンと言われるほど成分がギュッと詰まったものです。それぞれの精油には、素晴らしい効能があります。植物は生まれた場所から歩いて動くことが出来ません。そのため、暑い太陽熱から身を守ったり、カビの菌がきたり、ウィルスがきても打ち勝てるように自分で抗酸化作用、抗菌作用、抗ウィルス作用などのさまざまな作用を自分で作り出しています。その植物の恩恵を私達は頂く形になります。

アロマが心と体に働きかける方法は、3通りあります。
1つ目は、香りを嗅ぐことにより香り分子が鼻の奥に入り、嗅覚神経を介して脳の大脳辺縁系へ伝わります。大脳辺縁系は、古い記憶と本能、感情と結びついている場所です。
例えば、オレンジの心地よい香りをかぐことにより、大好きだったおばあちゃんを思い出し、癒しの感覚を得るということもあります。
2つ目は、嗅覚は視床下部と言われる自律神経やホルモン調節を行う内分泌系、そして免疫系を調節する場所に働きかけ、ストレスを軽くしたり、リラックスするといった身体のバランスをとってくれます。
3つ目は、精油を呼吸によって吸い込むことにより肺から血管系へはいり、血流にのり全身に作用してくれます。アロマブレンドオイルでマッサージをしたり、精油をいれてお風呂に入ったり、足湯、手浴などをすることにより、精油の成分が皮膚から毛細血管まで到達し、全身を巡り、作用してくれます。
私がアロマテラピーに出会ったのは、約20年前のことです。以前働いていた自然療法治療室の先生が、イギリスから精油を輸入して治療に取り入れたのがきっかけです。
ヨーロッパから日本へ渡ったアロマテラピートリートメントはマッサージで行うのが主流です。その方の今の状態にあった精油を選んでいただき、ベースオイル(ホホバオイル、アプリコットオイルなど)に希釈して全身のトリートメントをします。
元気が出ない時、風邪の時、体の冷え、肩こり、眠れない時、集中力が必要な時、生理前の不調、体が重くてデトックスしたい時などいろいろな状況で活躍してくれます。

風邪気味で抵抗力が落ちている時には、ティートリー、体の冷えにはマージョラム、ブラックペッパー、筋肉痛や肩こりにはローズマリー、ジュニパー、眠れない時は、スイートオレンジ、ネロリ、ラベンダーをおすすめしておりますが、受け手の方がよい香りと思わないとリラックスになりません。
その方の現在のお体の状態をお聞きし、香りを嗅いで頂きながらブレンドを決めていきます。とても楽しい作業です。
今自分に合っている精油は、くんくんと嗅ぐことによって分かります。自分が今、何を食べたいかな?と思う本能で感じることと一緒です。
その時にぴったりのアロマを使用することにより、心と体がリラックスし、元気になるというのがアロマテラピーの醍醐味です。
<注意>
精油の原液は直接肌に塗らず、必ず希釈して使用します。
小さいお子様、妊婦の方、体の弱い方などへ精油を使用する場合、禁忌の精油などもありますので、専門家の方に相談してから使用することをおすすめします。

S.7 links DSCN1378

マダガスカルのバニラ

S.7 rechts P3160604

ドイツの精油