耳よりコ-ナ-生活編

ドイツワインの中心地、
ラインガウ地方とリューデスハイム

☆Rheingau ラインガウ産地とは
ドイツには13の「特定栽培地域」といわれるぶどうの栽培地域があります。そのなかでもマイン川がライン川と合流するあたりからロルヒハウゼンという村に至るまでの地域のことを特に「ラインガウ」と呼び、ドイツワインを語る上でとても重要なぶどう・ワイン産地となっています。
ラインガウは地域全体で約3200haの栽培面積を持つ、8番目の大きさの特定栽培地域です。この地域では圧倒的に白ワイン用品種が栽培されており、その割合は実に85%以上、そのほとんどをリースリングが占めます。リースリングだけで約2500haもあるといえば、このドイツを代表する品種がいかにこの地域で支配的なのかがお分かりいただけることでしょう。日本ではドイツワインというとモーゼルのもの、というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、実はワインとしての樽価格ではラインガウのものが最も高く、2番目に高いモーゼル産のものよりも20%程度高値で取引されていることはあまり知られていないことです。
なぜラインガウのワインがこんなにも高値で取引されるのか、という理由の一つは、この地域の特殊性にあります。ライン川はその多くの部分で南から北に向かって流れていますが、ラインガウが面する地域では東から西に流れています。このため、ラインガウではほぼすべての畑が真南を向いて作られています。またこの地域の北にはタウヌス山地があり、北からの冷たい風が流れ込んでくることがありません。このため、ラインガウは他の地域と比較しても温暖で、長い日照時間を享受することができるのです。この恵まれた地理的条件により、ラインガウで栽培されるぶどうは品質が高く、そこから造られるワインもまた高品質なものとなるのです。

☆ラインガウ産地の歴史
ラインガウにおけるぶどう栽培の歴史は、リューデスハイムに近い場所から始まったと言われています。772年にはすでにラインガウの名前が当時の文献に見つかりますが、この歴史はカール大帝がインゲルハイムにあった王宮からライン川越しに対岸にあるこの地域の雪解けの早さを見て、この地域が温暖でぶどう栽培に適した地域であることを見抜いたことから始まったとされています。また、遅積みで完熟したぶどうから造られる、繊細で上品な味わいを持つ「シュペートレーゼ」が1775年に初めて造られたのは、リューデスハイムのすぐ近くにあるヨハニスベルクでのことでした。ドイツでは珍しい、赤ワイン用ぶどうの栽培地として有名なヘレンベルクはリューデスハイムのお隣、アスマンスハウゼンという村にあります。リューデスハイム自体もぶどう栽培が活発で、ライン川から町を見ると、その背後にはぶどう畑が延々と広がっています。場所によっては絶壁のような急斜面にも畑が拓かれており、ライン川を下るクルーズ船から見上げると本当に圧倒されます。

☆ラインガウ産地のワインの特長

ラインガウのワインは酸味が特徴的と言われますが、リューデスハイムで造られるワインは特にその傾向が顕著で、少し固いくらいの酸味にほのかな甘味と、そしてフルーティーな果実の香りが一体となったワインはなるほど、ドイツで最も高いワインと言われても納得の味わいです。酸味があるため、食事中に飲んでもお料理の味を邪魔することがなく、お互いに引き立て合いながら楽しむことのできるラインガウのワイン。暑い夏には炭酸水で割って飲むのもおすすめです。

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Prost Weinhandel
Oberstraße.39-41 65385 Rüdesheim am Rhein
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冬季 10月中旬~3月中旬 8:00〜16:00
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試飲もございますので、お気軽にお立寄りください。


文責:ドイツワイン専門店 プロストワインハンデル 永澤