日本デ-2017 特集

デュッセルドルフ日本デ-2017

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今年の日本デーは天候が心配されましたが来場者や関係者の熱意に雨雲も吹っ飛び、爽やかな五月晴れのもと、成功裡に開催されました。
これも日本デー実行委員会、ボランティア、NRW州、デュッセルドルフ市、日本総領事館、日本商工会議所、日本人学校等皆々様の綿密な事前準備、ご尽力の賜物とこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
また昨今の治安情勢からNRW州、デュッセルドルフ市には警備を強化して戴き、恙無く全てのイベントを終了できたこと、大変喜ばしく思うと共に関係各位のご努力に深く感謝の意を表します。
各テントや各種イベントで献身的に対応戴いているボランティアの皆様の姿に感動すると共に、長蛇の列を作って日本文化に触れようとする来場者の方々を見るにつけ、日本デーがデュッセルドルフの代表的な行事として根付いていること、欧州の方たちが日本文化への興味・理解を深めておられることを実感し、感銘を受けました。
恒例の花火ではスポーツを題材に夜空を彩り、ご覧戴いた方全ての忘れられない思い出となったことと思います。
これからも日本クラブはあらゆる機会を通じ日本伝統文化への理解、日独友好を更に深める努力を致します。

日本クラブ会長 吉田周市

文化紹介 

<書道テント> 

例年通り開始時刻前から大勢のお客様が並び始め、開始と同時にテントを囲む黒山の人だかりができていました。初めて訪れた方や毎年楽しみにされている方、希望の品に「愛」「友情」「平和」などの日本語を書いてもらおうと本やTシャツなどの私物を持参された方もおり、漢字への注目の高さを改めて実感しました。古来に伝来し日本独自の発展を遂げた書道が欧米文化と融合し、唯一無二の芸術作品へと変わっていく様子はとても感動的でした。今年はドイツ人ボランティアも加わり国際色豊かな書道テント。我々の発想を超えた依頼があっても双方のアイディアで解決して行く場面も多くありました。
毎年同イベントに参加して下さる書道家、書き手、初めて参加された書き手、後方支援、朝からの設営準備や、夕方の撤収のお手伝いに来て下さった方々、多くの皆様の多大なるご協力があってこそ和気藹々と進行できました。文化部一同心よりお礼申し上げます。

文化部ボランティア 佐藤智美

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<着付け>

練習会は2回だけでしたが、ヤル気満々の仲間と共に準備を整えて臨んだ日本デー。すでに9時30分には着付け券を求める人が待ち始め、すぐに長い列になりました。それでも,12時半の販売開始まで3時間も待たなければならないのです!
当初は、着付けを知っている人ならば外部からも募ることを考えていたのですが、最終的には6チームと5チームの2シフトで行う十分なボランティアに手伝ってもらうことができました。これで100人ほどの人たちの着付けができたわけです。やや狭いテントの中で、和気あいあいと協力しながら滞りなく進む作業。テント前は、盛装するまでの様子と共に、着付けを終えた人たちの幸福そうな表情に見入っている人だかりでした。澤先生のアイデアと技巧で、いつもは苦労する身体の大きなドイツ人も大喜び。プロの写真家が決めた最高のポーズで完了しました。
着物テントは年々、人気が上昇しているようです。日本デーには欠かせない、日本の伝統を示す「きもの」に参画できたことは大きな喜びです。

文化部日和会 永田ヴェロニカ

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<折紙テント>

今年も日本クラブから「折り紙テント」を提供し、日本の折り紙文化を皆さんに楽しんでいただきました。今年の折り紙作品は人気の「羽ばたく鳥」、「おしゃべりからす」、「バラ」の3点。来場者2名に対してボランティアさんが一人付き、折り方を説明しながら一緒に作品を作っていくという活動です。折り紙の楽しさは、直線的に折ってゆくだけなのに平面が立体に変わる瞬間や、出来上がった作品が動く瞬間にあります。完成した瞬間のご来場者の嬉しそうな笑顔に、私たちも一緒に嬉しくなりました。折り紙は日本古来の素晴らしい文化ですが、正方形の色紙の美しさ、誰にでも何処でも作れる簡単さなど、折り紙の楽しみには国境がないことを改めて実感しました。
日本デー当日、大勢の折り紙ボランティアの方々にご協力いただきました。折り紙を通して日独の交流に大きく貢献していただいたことは間違いありません。この場をお借りして心よりお礼申上げます。

文化部ボランティア 黒川美樹

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<生け花テント>

テントオープン前からたくさんの方にお越し頂き、皆さまの視線を浴びながら、お花の生け込みや展示の準備を行ないました。混乱を避けるため、入口、出口を設け、来場の皆さまには順序よく並んで頂きました。列が全く途切れず、だいたいの人数をカウントしましたら、5時間余りで2000人以上になりました。作品を熱心にご覧頂くあまり、近づき過ぎて髪の毛が枝にからまったりのハプニングもありました。ドイツではお花といえばバラが一般的で、今回の展示に使ったお花の名前を訊ねる方や、蘭の花があまりにも美し過ぎたのか、「造花でしょう」、「いいや、本物よ」というような会話も聞こえました。また、「いけばな」という日本語をご存じない方もいらして、「いけばなとは何ですか」の質問もありました。
また、今年は昨年お休みしたワークショップも無理なくできる範囲で行ない、「こんにちは」、「おはようございます」、「グーテンターク」の挨拶とともに、老若男女様々な方にお越し頂きました。日本の花ばさみの使い方から、剣山への花の留め方、バランスよくアンバランスに立体的に生けるいけばなを短時間ではありながら、体験者に説明しながらご自身で生けて頂き、完成したあとは皆さんにっこり、各自記念撮影を行なわれ、感謝の言葉とともにお花包みを抱えブースをあとにされました。
同じ花材でも生ける方や花器によって、表情が違う作品になるいけばな、ドイツで一番美しい季節に例年行われる日本デー、ドイツの日々の暮らしには欠かせないお花、生け方は違いますが、日本のいけばなを通しての小さな国際交流の輪が広がり、笑顔で接する時間は大変有意義で、楽しい事でした。
最後になりますが、今回のテント設営から片付けまで、多くのボランティアの皆さまにご協力を頂きました。大変有り難うございました。

文化部いけばな同好会 ケスラー優子(未生流正師範)

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<バザーテント> 大物商品が即完売!
高校生の手作りアイテムも人気

今年もバザーテントは盛況でした。開店前からテントの外には、陳列された商品を見定めるお客様の姿が。13時の開店と同時に、大勢のお客様が商品を手に取られていました。目玉商品だった博多人形と張り子の虎は開店後に即完売!そんな中、千葉県の高校生が今回のバザーのためにと一つ一つ手作りしてお送りくださった根付が人気でした。貝殻の表面に和柄の布をあしらった、可愛らしい根付にお客様も目を細めていらっしゃいました。
最後に、バザー品をお寄せくださった皆様、朝早くから設営をお手伝い下さった設営ボランティアの皆様、大勢のお客様に一人一人丁寧に、休みなくご対応くださった販売ボランティアの皆様、撤収の際たくさんの荷物をトラックまでお運びいただいたボランティアの皆様に、心よりお礼申し上げます。来年もまた、どうぞ宜しくお願いいたします。

文化部ボランティア 小島奈緒美

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TAIKO KIDS / JAPAN TAG 2017

前日までの雨空が打って変わって、素晴らしい青空が広がる中開催された、2017年の日本デー。子供達と太鼓を打ちはじめ、日本デーに出演させていただけるのも、今年で8回目となりました。
今回は、5歳の幼稚園生から16歳までの子供達21人で、4曲演奏させて頂きました。最初の2曲は、今年度から練習を始めた、難しい曲での大舞台でしたので、子供達の集中力、体力がもつかしら?と心配していましたが、本番が始まったとたん、そんな思いはどこか遠くに飛んで行ってしまう程、皆、頑張ってくれました。
小さな子供達の出番もたくさんあり、準備も大変でしたが、大きな子供達が率先して、助け合い、かけ声を掛け合って、元気で、素晴らしいパフォーマンスを発表する事ができました。子供達の成長ぶりに、指導者として大変感激いたしました。
たくさんのお客様の前で、自分たちが努力し、稽古して来た曲を発表できる事は、子供達にとって、良い経験になると共に、これからの人生にも大きな励みになると信じています。この日を支えてくださった皆様、特に父兄の方々に心から感謝したいと思います。ありがとうございました。

小島裕子

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邦楽同好会

心配した、お天気にも味方され、楽しい日本デーに初めて参加させて頂きました。
今年は舞台裏での準備を担当しましたが、参加する方たちの暖かいお手伝いで順調に進み、他の出演する方たちも拝見でき、有意義な時間でした。日本では何気なく通り過ぎていて、当たり前になっている、邦楽の音色がとても新鮮に感じられ、ドイツ人の方たちに盛大にうけ入れられて、楽しんで頂いていることが嬉しく、改めて日本の素晴らしい伝統を見直せ、誇らしく感じました。演奏途中、風にからかわれ楽譜が飛ぶアクシデントも晴天の青空には絵になるような出来事で、大勢の観客に見守られお箏と一体となる楽しさは、邦楽同好会での醍醐味ですね。

大川美雪

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日本デー舞台で混声合唱
さくらコーア&メナーコーア

主人のドイツ赴任に同行して10ヶ月が過ぎた晴天の日。私はさくらコーアの一員として、初めて日本デーの舞台に立った。久しぶりの合唱で緊張する中、舞台に上がると大勢の観衆の姿が目に映る。話に聞いてはいたが、なんという人の多さだろう。驚きと共に何故か今までの緊張がほぐれ「よし歌うぞ!」という闘志にも似た感情が私の心に生まれた。
1曲目は「Ein Prosit」。メナーコーアさんとの混声合唱で私達のステージは始まった。4曲目まで全てドイツ語の曲。練習の時発音に手こずっていた歌詞が自然に出てくる。声もしっかり出ていたと思う、観客は真剣に、でもとても楽しそうな表情で私達の歌を聞いてくれていた。女声合唱の「松島音頭」は迫力があったと主人に褒められた。メナーコーアさんの「筑波山麓男声合唱団」で観衆が最高に盛り上がり、最後は「Am wunderschönen Rhein」で全11曲を観衆と一体になって、気持ち良く歌い終えることができた。
来年も日本デーのこの舞台に立って歌いたいと思いながら舞台を降りた。

さくらコーアメンバー

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子供テント

<紙芝居・エプロンシアター>

読み聞かせ会が子供テントとして日本デーに参加してから今年で7年目を迎えました。
今年は紙芝居とエプロンシアターの6作品を3部に渡り上演し、毎回70名ほどの観客が訪れ、常に立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。世界的に有名なドイツ誕生のグリム童話は日本語で、日本昔話はドイツ語の翻訳つきで上演しましたが、子供のみならず大人の方も、時には笑い声をあげながら熱心に聞き入って下さいました。上演後には、紙芝居や日本の文化について出演者に詳しく話を聞く観客も多く見られ、独日文化交流のお手伝いをする喜びを感じることができました。
また、今年も惠光幼稚園とライン幼稚園の園児たち手作りの鯉のぼりが会場に飾られ、彩りを添えてくれました。趣向をこらした作品の前では外国人の方が足を止め、「Gute Idee!」と感動している姿も見られ、どうやって作っているのかと大変興味深く質問される場面が印象的でした。
多大なるご協力をいただきましたボランティアの皆様、そして事務局の皆様には心より感謝申し上げます。

読み聞かせ会 寺前綾子

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<子供テントは今年も大賑わい>

今年は広場でお面づくり、そしてテント内でエプロン人形劇と紙芝居を上演しました。
お面づくりは大変好評で、催事開始前から参加希望者が集まるほどでした。子供たちの、色とりどりにお面を彩色する一生懸命な顔、お面が完成して頭に付けた時のうれしそうな仕草を見ていて心が癒されました。
エプロン人形劇はエプロンを舞台に可愛らしい人形たちが古典童話の物語を展開し、皆さん思わず話に引き込まれていました。
紙芝居同様、演者の熱演(弁)があったからこそということは言うまでもありません。
図書部の皆さんの事前の準備、練習のお陰で好評のうちにイベントは終了しました。
今回は特別にテント前で吉田佳正先生にギター演奏(日本の曲やギターの代表的なスペインの曲など)を披露して頂きました。演奏会場として条件が揃わないにも拘らず、美しく、時には情熱的な音色で観客を魅了しました。吉田先生、素敵な演奏ありがとうございました。
最後になりましたが、イベントを支えてくださったボランティアの皆さん、事前準備から当日の手配までお骨折り頂いた事務局の皆さんに心から御礼と感謝を申し上げます。

図書部長 古賀靖邦

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ギター・ミニコンサート:
演奏 吉田佳正(よしだ よしまさ)氏

デュッセルドルフ在住。ドイツ国家演奏家資格を持ち、日欧各地で活躍中のギタリスト。今回、日本デーの日本クラブ・子供テント前で善意によるボランティア演奏を快諾頂き、子供から大人まで楽しめる曲目にて。

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<思い出の写真撮影テント>

今年の写真テントも昨年同様多くの来場者で賑わいました。今回の新しい試みとして、テント内をふたつの異なったブースに分けました。
ひとつ目は毎年大好評をはくしているクロマキー合成技術を駆使した写真撮影ブースです。被写体はグリーンスクリーンの前に立ち特定の色の成分から画像の一部を透明にし、そこに桜と富士山を合成します。即時印刷された写真をみて、日本への擬似旅行を楽しんでいるようにみえました。
ふたつ目はカメラのワークショップです。写真を撮ることに重点を置いたブースです。一眼レフを片手にプロカメラマンの指導に熱心に耳を傾けていました。さらにコスプレイヤーのモデルさんを実際に撮影してみると、徐々に映画「Blow Up」の主人公のような雰囲気に変化していくのが印象的でした。
今年来場された方々が、いつかカメラを携え日本を訪れ、感動の出会いと素敵な想いを写真に収める日が来るのでは、と想像すると知らず知らずに頬が緩んでいました。

栗原正直

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寄付金贈呈式

5月20日(土)開催の「第16回日本デー/文化・市民交流祭」には、好天気に恵まれ65万人以上の来場者がありました。日本クラブからは、お琴、メナーコーア・さくらコーア、太鼓キッズがメイン舞台に出演、ライン川沿いの日本文化紹介テントでは、生け花・書道・折り紙・着付け、子供テントでは紙芝居・エプロンシアター・お面作り、写真テントでは、日本の風景をバックにした写真撮影と着付けの方の撮影と、300名弱のボランティアの方々にご協力いただきました。お蔭様でどのテントも長い行列ができ大盛況の賑わいでした。特に、100名に限定して受付をしている着付けテントでは、遠方にもかかわらず、前日からデュッセルドルフに来られ、長時間もテント前の列に並ぶ方、また、着物に関する質問をする方も多く、日本文化に対する関心の高さに改めて驚かされました。
本年度の日本デーの寄付金、バザーの収益金は、デュッセルドルフにある精神障害または発達障害の子供の育成に努める養護学校①モザイク・シューレ(Mosaik Schule)、②テオドア・アンドレセン・シューレ(Theodor-Andresen-Schule)、③アルフレド・アドラー・シューレ(Alfred-Adler-Schule)の3団体に寄付いたしました。
ご尽力いただきましたボランティア・各部の皆様に心から感謝、お礼申し上げます。

文化部長 黒川秀樹

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