ご挨拶

tachikawa jki ケルン日本文化会館
館長  立川 雅和

2015年9月に清田とき子前館長の後任として、館長に着任した立川雅和(たちかわまさかず)です。私はもともと日本貿易振興機構(ジェトロ)の職員で、2001~2003年の間はジェトロ・デュッセルドルフに次長として勤務しており、今回はそれ以来のドイツ勤務となります。前回のドイツ・デュッセルドルフ勤務の折には各種行事に参加したり、ジェトロが「デュッセルドルフに暮らす」という書籍を発行した際には(現在、残念ながら絶版です)多大なるご協力をいただいたりと、デュッセルドルフ日本クラブには何かとお世話になりました。ケルン日本文化会館でも、日本クラブの皆様のご協力も得ながら、「日本の友達を増やす」ための諸活動を進めていきたいと考えております。是非ともよろしくお願いいたします。

前回のドイツ勤務から十余年の間に、EUの東方拡大、中国の台頭といった大きな流れがあり、ドイツの対外関係がかなり変わったようです。一方で、日本のマンガ・アニメの人気が定着し、マンガ・アニメへの興味から日本語・日本を学び始めるドイツの若い方々も少なくなく、若い世代を中心にいかに日本の友達を増やすか、知恵を絞りたいと思います。

ケルン日本文化会館は1969年に設立され、国際交流基金のドイツ語圏を担当する海外拠点として、ケルン・NRW州を中心に日本の芸術・文化の紹介、日本語の普及、日本との知的交流の促進といった活動を展開しています。当会館では、美術、映画、音楽、伝統芸能といった日本の芸術文化の公演や展示を実施し、日本語講座も行っております。近い将来の設立50周年に向けて、当会館を日独間の知的交流の場としてもっとご活用いただけるよう、関係先に働きかけたいと思います。

当会館は、ベルリン日独センターともども、この会報では毎号スペースをいただいて、折々の行事等ご紹介させていただいています。日本クラブの皆様にも当会館にぜひ、足を運んでいただければ、と思います。当会館では、週2~3回日本映画の上映会を行っています。すべて日本語で吹き替えなし(ドイツ語ないし英語字幕つき)で上映しています。映画ファンの方々には、日本で見そびれた映画をごらんいただくチャンスかもしれません。また、会館の図書室には約2万5千冊の蔵書がありますが、実は、その約6割は日本語の本です。固めの専門書も多いですが、若干雑誌も用意しています。日本語の活字が恋しくなったら、ぜひお越しいただければと思います。また、当会館では通常の日本語教室とは別に、日本語を学ぶドイツ人の方が、気楽に日本人と日本語で話す機会として「しゃべりーれん」を月一回開催しています。11月に開催した第50回の「しゃべりーれん」には50名を越す方にご参加いただきました。日本に関心を持つドイツ人の方と交流する機会として活用いただければと思います。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。