日本商工会議所だより

ノルトラインヴェストファーレン州の街と日本の市町村との交流

1861年に修好通商条約が調印され日本とドイツ(当時のプロイセン)の交流が始まってから150年余が過ぎ、日本とNRW州も経済での結び付きのみならず、お互いの文化を尊重しながら発展をしてきました。今回は、NRW州内で日本の都市と姉妹都市提携を行っている街、活発な交流が行われている街について下記に紹介したいと思います。

<姉妹都市提携を結んでいる街>

● ケルン市と京都市

長い歴史を持つ2つの都市は、1963年に姉妹都市提携を締結しました。2013年には姉妹都市提携50周年を迎え、両市で様々な記念行事が行われました。ケルン市内にある「京都通り(Kyotostraße)」には、1972年に両市の友好を記念して贈られた日本の橋の欄干を形取ったモニュメントが設置されている広場があります。この広場は、姉妹都市提携50周年を記念し、2013年に「京都広場(Kyoto-Platz)」と命名されました。

S.3 Kyotoplatz 01

● メアブッシュ市と四条畷市(大阪府)

メアブッシュ市と四条畷市は、両市がともに市制40周年を迎えた2010年に国際友好都市提携を結びました。この2つの街は人口規模(メアブッシュ市約5万5千人、四条畷市約5万7千人)や緑が多い点など共通点が多く、また、メアブッシュ市には人口の約1%が日本人と多くの日本人が住み、日系企業も数多く所在していることからパートナー都市として、ともに新しい街づくりを育んでいます。特に文化・教育・スポーツなどの活発な活動が行われており、メアブッシュ・ギムナジウムと四条畷高校の生徒はお互いにはスカイプを通した会話で交流を深めています。

<活発な交流を行っている街>

● デュッセルドルフ市と千葉県

デュッセルドルフ市と千葉県は、「姉妹都市」の関係ではありませんが、2005年より「従来の交流スタイルにとらわれない、実質的な交流」を重視し、経済や学術研究のみならず、文化・スポーツ・音楽や青少年の交流などの活動が行われています。今年5月30日の日本デーのオープニングでは、千葉県知事の森田健作氏もご挨拶をされ、ライン川沿いプロムナードの千葉県紹介のブースをご覧になったという方もいらっしゃるのではないのでしょうか。また、スポーツを通じた相互交流として、昨年のデュッセルドルフ市ジュニア卓球チームの千葉県訪問に続いて、今年9月には千葉県のジュニア卓球チームがデュッセルドルフ市を訪れています。その他にもテニスやサッカー、オーケストラでも活発な交流が行われています。2012年には、千葉伝統郷土料理研究会がデュッセルドルフを訪れ、千葉県で昔から親しまれてきた郷土料理である、断面に桃やバラ、パンダなどの絵柄が出る「太巻きずし」の体験教室が開催されるなど文化交流が行われています。

● ジークブルク市と湯沢市(秋田県)

こちらも姉妹都市協定は結んではいないのですが、ケルン・ボン空港のすぐ近くに位置するジークブルク市は、湯沢市と活発な相互交流を行っています。1991年から隔年で湯沢市からジークブルク市へ中学生が研修旅行を行っています。湯沢市の中学生はジークブルク市の訪問中、ホームステイをしながら地元のギムナジウムに体験通学をして、ドイツでの同じ年代の生徒との交流を行っています。また、1994年からはジークブルク市からも隔年で湯沢市に中学生が研修で訪れ、剣道や郷土料理作りを体験しています。