ご挨拶

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昨年4月、黒木広充前校長の後任として着任いたしました第16代デュッセルドルフ日本人学校校長の本多成人です。日本人会報の紙面をお借りしてご挨拶を申しあげます。
私にとって在外教育施設勤務は今回で3度目の経験になります。1982年から3年間バンコク日本人学校に教諭として、1999年から3年間ジャカルタ日本人学校に教頭として勤務しておりました。これまでの大規模校での経験を生かし、子どもたちのために全力を投じる所存でおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
本校は1971年4月に設立され、充実した教育施設や教育体制のもと、現地校との交流活動やドイツ教育資源を生かした国際理解教育など「デュッセルドルフ日本人学校ならでは」のすばらしい教育活動が脈々と受け継がれてきており、深い感銘を覚えました。このことは、開校以来様々なご配慮をいただいておりますデュッセルドルフ市やドイツ関係機関、日本国総領事館、日系諸団体の皆様方の温かいご支援、ご協力のたまものであると、心より感謝申しあげます。また父母会の存在も学校の大きな支えになっております。運動会や学校祭には全日制・補習校の父母会が一緒になって全面的に協力してくださり、大変感謝しております。
さて私は、本校の子どもたちがめざす姿として「なかよく かしこく たくましく生きる子ども」を掲げました。それにふさわしい活動が、本校の特徴である「運動会」「学校祭」という二大行事にあります。この行事の意義を子どもたちはよく理解し、よい物を作ろうと一丸となる姿が本校の伝統になっています。これは小学部から行っている縦割り活動が中学部にも引き継がれ、子どもたちにリーダーシップと帰属意識が培われてきた結果だと思っております。またこの二つの行事には、本校に併設されている日本語補習校の子ども達も参加し、互いのよい交流の場となっております。
本校は長年、姉妹校であるツェツィーリエンギムナジウムをはじめとする多くの現地校と、音楽やスポーツ・交換留学などの相互交流による国際理解教育を推進して参りました。また近くにある高齢者施設ディアコニーとの交流や、マルティン祭やカーニバル、クリスマスマルクトといった地域行事にも現地の人たちと共に参加し、交流を深めて参りました。
子どもたちには小さな外交官として、日本の素晴らしさを伝えたりドイツのことを理解したりすることで、ドイツと日本の友好関係がさらに発展するよう活躍してもらいたいと願っております。そして本校を巣立った子どもたちが、「デュッセルドルフ日本人学校で学んでよかった」と思う学校を築いていきたいと思っております。
本校の学校教育目標『豊かな心をもち、国際感覚を身につけ、たくましく生きる子どもの育成』副題として「つながりのある学校を目指して」の具現化に向け、本校教職員47名が心を一つにして尽力しております。創立45年の輝かしい伝統と歴史を引き継ぎ、さらに発展させていく所存でございますので、今後も皆様方のご支援ご協力をどうぞよろしくお願い申しあげます。